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稲田はやっぱりだめだった

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 稲田防衛大臣は、都議選の応援で、「自衛隊としても、ぜひ当選をお願いしたい」と演説してしまったとのことだ。行政の中立性を逸脱した行為で、その中でも自衛隊の政治的中立性は厳格に規定されているところだ。「うっかり忘れた」で済む話ではない。およそこの人には、政治家としての自分の立場を、客観的に把握する能力がないらしい。そのときの自分の「直感」で発言してしまう癖があるようだ。南スーダンへの自衛隊派遣問題のときも、思いつき発言をしては批判されて、説明に四苦八苦していた。

 防衛大臣といえば自衛隊の直接の担当者なのだから、相手国のからむ緊急の難しい問題で、前後を忘れた「直感」で命令を出されたりしたら、取り返しのつかない事態にもなりかねない。本当にこの人で大丈夫なのだろうか。今回も、まずいと思って発言は撤回したものの、辞任は否定して「職務を全うしたい」と言っているそうだ。

 野党側は「完全にアウトだ」として辞任を求め、折から加計問題などで臨時国会の開催や閉会中審査を求めているところから、稲田問題を政権への反撃の新しい拠点にしようとしている。政治評論家の解説によれば、稲田防衛相は「安倍内閣の弱い環」ということになる。安倍内閣は、本体の安全のために、閣僚の更迭へと進むのだろうか。

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