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マスコミさん 医療の"ミス" 言葉の使い方を変えるのは無理ですか

ガン患者としての一つの正しい情報を提示してくれた小林麻央さん。本当悪性新生物を扱う医療者として感謝するとともに尊敬しています。

そしてマスコミの対応、海老蔵さんの対応、いろいろな価値観を踏まえ、人それぞれが生きていく上で多様性の世界で行動されていることを尊重します。成田屋の代表として、子供の親として、夫として、海老蔵さんを尊敬します。

その中でこの朝日の記事。(小林麻央さんが後悔した乳がん診断 「医療ミス」と思ったらどうするか?

>がん医療の技術は日進月歩ですが、いまだ完全ということはなく、発展途上にあります。まして、がんは個人差が大きく、たとえば検査で明らかにできることには限界があります。また、どんなに訓練をつんでいても、ミスは人間の行為につきものです。真実が明らかになり、どのような決着がついても起こってしまった事故はもとに戻せませんが、将来の患者のためにも、真実を明らかにして再発防止につなげたいものです。
記事の内容は悪くないのですが、この表題、麻央さんの例は「医療ミス」なのですか。

授乳中のしこり。医療において乳がんである確度は正直高くはありません。もちろん0ではないため数ヶ月後の受診をすすめていたと書かれています。麻央さんはそのことを忘れて少し遅れて受診され、残念なことにがんが進行しており今回の残念な結果が起きたと言われています。しかしそれは医療ミスではありません。あの当時のパチンコ玉の大きさの腫瘤ががんかどうかは正直わかりません。

すぐに診断できなかったことはミスではありません。それこそ最初の時に手術されていたとしても悪性度の高い腫瘍であることが想定されていますので結果はなんとも言えません。またガンでなければ過剰医療と言われ、別の"ミス"の疑いすら出てきます。

したり顔の医師たちも、あの時手術していれば亡くなることはなかったという人も多いです。そんな医師の気持ちもわかりますが、ただそれも100%ではありません。そう医療の不確実性です。不信感を生み出すその言葉、医師として言わなければいけない言葉でしょうか。

でも今回とは別に、医療ミスは間違いなく存在します。それを防げない"ミス"か防げるミスにしっかり分けることが必要で、助からなければ医療の"ミス"というこの記事の表題の持っていきかたは正直気に入りません。仕方がないのですが、こういう記事でまた対立を作ろうとするのではなく、今後のがん治療における麻央さんの貢献を前に進めていってほしいです。

生きたいような自分になる。それこそ、マギーズのように。海老蔵さんのブログのように。 宜しくお願いします。

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