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退位特例法成立で官邸は“逃げ切り”ムード 皇族減少問題はどうなる? - 「週刊文春」編集部


公務先での紀子さまと佳子さま(6月10日・渋谷区) ©共同通信社

 昨年8月8日の「お気持ち」表明から10カ月、ついに天皇退位特例法が成立した。

 宮内庁担当記者が語る。

「3年以内に施行されますが、2018年末に皇位継承の儀式を行い、翌19年の元日に新元号へ改元されるという日程が有力視されています。“男系男子派”の安倍晋三首相は女性宮家の創設を忌避してきましたが、本法では『付帯決議』として〈本法施行後速やかに〉女性宮家を検討するとした。しかし施行後では遅すぎる。官邸内は『逃げ切った』とのムードだそうです」

 ここ5年で寬仁さま、桂宮さま、三笠宮さまの逝去が相次ぎ、高円宮家の次女・典子さま(千家典子さん・28)が結婚するなど、皇族の減少には歯止めがかからない。先日には、秋篠宮眞子さま(25)のご婚約が事実上内定した。

「女性宮家は陛下のご意向でもあり、陛下は初孫である眞子さまに女性宮家として弟の悠仁さま(10)を支えて欲しいと望まれていたとされています。一方で、ご婚約は陛下の了承がなければ不可能。婚約内定は眞子さまを女性宮家の当主にすることを陛下が諦められたことを意味しているのです」(宮内庁関係者)

 眞子さまに続けとばかりにご結婚が続く可能性もある。

「妹の佳子さまは今年で23歳。三笠宮家の次女・瑶子さま(33)は典子さまご結婚の際、テレビのインタビューで『先を越された』と発言されました。高円宮家の長女・承子(つぐこ)さまも31歳。悠仁さまが即位される頃には、若い皇族が1人もいなくなってしまうかも知れない。母親の紀子さまもご心配のはずです」(前出・宮内庁担当記者)

 だが、「安倍首相の眼中に皇室問題はなくなった」と言うのは、ある政治部記者だ。

「憲法改正を悲願とする安倍首相は、憲法遵守を信条とされる天皇陛下が苦手でした。近い将来の退位が決まって、内心では一安心でしょう。女性宮家の議論も封じることができた。首相にとっては“完勝”だと言えます」(同前)

 だが、皇族の減少が喫緊の課題であることに変わりはない。安倍首相は今年1月、衆院予算委員会で「旧宮家を復帰させることも選択肢に入りうる」と答弁したが、旧宮家の復帰は「歴史的にも法律的にも無理筋」との意見もある。迅速な議論が必要だろう。

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