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【アマゾン】、ホールフーズ買収!コンサルティングセミナー・エグゼクティブ・コース?

170618ホールフーズ@シアトル

■ネット通販最大手のアマゾンは16日、自然食品スーパーマーケットチェーンのホールフーズ・マーケットを買収することを発表した。買収額は137億ドル(約1.5兆円)でキャッシュ。2009年に12億ドルで買収したザッポスの10倍となり、同社では過去最大規模の買収となる。

ホールフーズの一株当たりでは42ドルの提示額となり、発表前日のホールフーズ終値から27%のプレミアム。アマゾンCEOのジェフベゾス氏は「ホールフーズは40年近くにわたり顧客を楽しませ、満足させてきた企業です。素晴らしい仕事を引き続きお願いしたいと思っています」と語っている。ホールフーズCEOのジョン・マッキー氏は「(アマゾンとの)パートナーシップは、ホールフーズ株主など利害関係者にとって価値が最大となります。また私たちのミッションを拡大するばかりか、お客様に向けて高品質や利便性、買い物体験、イノベーションをもたらすことにもなります」と声明を発表している。

買収はホールフーズ株主や当局からの承認後、今年後半中にも完了する予定。なお買収後もマッキー氏はホールフーズCEOに留まり、ホールフーズ本社もテキサス州オースティンから移転しないとしている。

 ホールフーズが先月発表した第2四半期(1月〜3月期)では売上高が37.4億ドルと前年同期比1.1%の増加だった。純利益は9,900万ドルとなり、前年の1.42億ドルから30.3%減と大幅に減少した。既存店・売上高前年同期比は2.8%の減少となり、7四半期連続して前年を下回っている。

ホールフーズは現在、アメリカを中心にイギリスとカナダを含め465店舗を展開している。その中にはロサンゼルス近郊シルバーレイク、ワシントン州ベルビュー、オレゴン州レイクオスウィーゴ、テキサス州オースティン地区にオープンした新フォーマット「365バイ・ホールフーズ・マーケット」4店も含まれている。ホールフーズは今年2月、業績低迷を受け4年前に掲げた1,200店舗展開を棚上げ、9店舗に及ぶ店舗閉鎖を発表。4月にはジェナパートナーズがホールフーズの株式9%近くを取得第2位となる株主となった。ジェナは株式取得の目的として、収益が下回っているホールフーズに対して改善を求め、課題に取り組むために取締役の刷新、新フォーマット「365・バイ・ホールフーズ」の再検討、競争力を強化するためのITと運営効率の改善化をあげていた。

 アマゾンは先月末、ドライブスルー専用スーパー「アマゾンフレッシュ・ピックアップ(AmazonFresh Pickup)」を一般公開し正式にスタートした。ドライブスルー専用スーパーは利用者がネットで注文した生鮮食品などを、車から降りずに商品を受け取るサービスストア。店の中で買い物ができるインストア・ショッピングはなく、倉庫となる300坪弱の「ダークストア(dark store)」に専用の駐車スペースがついた食料品の受け渡し専用拠点だ。アマゾンフレッシュ・ピックアップは、ダークストアでスタッフが商品の選択と袋詰めを行い、予約した時間に顧客の車まで運ぶ。アマゾンフレッシュ会員なら注文から最短15分で受け取ることができるという。アマゾンは食料品の受け渡し専用拠点以外でも大学キャンパス内の受け取り施設を多数開設している。

また実店舗展開も加速しており、大型ショッピングモール内の「ポップアップストア(Pop-Up Store)」を30ヵ所以上を展開し、リアル書店の「アマゾン・ブックス(Amazon Books)」の7店舗目をNYマンハッタン地区にある「ザ・ショップス・アット・コロンバス・サークル(The Shops at Columbus Circle)」SCにオープンさせている。一方、テストを行っているレジなしコンビニエンスストアの「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」はシステムの不具合により一般公開が遅れている。

トップ画像:ホールフーズ・シアトル店。アマゾンによるホールフーズ買収が発表された朝、後藤はアマゾン本社からごく近いホールフーズに行ったのだ!ホールフーズの現場スタッフにアマゾン買収の話を聞いてみると...

170512ホールフーズの既存店と粗利益率推移グラフ

ホールフーズ・マーケットの既存店・売上高前年同期比と粗利益率の推移グラフ(過去10年間)。既存店ベースは100年に一度と言われた景気後退時の4四半期連続を越え7四半期連続して前年を下回っている。粗利益率も競争激化により販促が増加、前年同期の34.9%から34.1%と0.8ポイント減少した。

17年4月14日 - 【アマゾン】、ホールフーズ買収検討?ネット通販最大手は無知なカマスで暴れるナマズ!

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤は先月末からシアトルやシカゴ、ニューヨーク、再びシアトルとコンサルティングやコンベンションの仕事が続いていました。シアトルからロサンゼルスに戻る16日の朝、アマゾンはホールフーズ買収を発表したのです。当社クライアントにとって、これほどのタイミングはないほど、地殻変動を実感するニュースとなりました。買収発表の前日、クライアントはホテル会議室からアマゾンフレッシュで生鮮品やアマゾンPB食品などを注文、ソードー地区にあるアマゾンフレッシュ・ピックアップに向かいました。注文から15分後、注文品を受け取るピックアップ演習を行ったのです。午後にはシアトル近郊ベルビューのホールフーズと、そこから5分程度の距離にあるホールフーズの365で視察を行ったのです。また滞在したホテルから徒歩3分の距離にはアマゾン・ゴー(「ザ・スフィア」の新社屋も)があり、ゲートにいたスタッフとも話をする機会を得ました。

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コンサルティング・セミナー風景(シアトル市内)。買収発表の前日、クライアントはホテル会議室からアマゾンフレッシュで生鮮品やアマゾンPB食品などを注文した。

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注文後、ソードー地区にあるアマゾンフレッシュ・ピックアップで注文品をピックアップ。

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注文からわずか15分後には商品を受け取ることができたのだが、、アマゾンフレッシュ・ピックアップの課題も見えた。なお、高さ制限により、通常のピックアップとは別の場所で注文品を受け取った。

> ⇒アマゾンフレッシュ・ピックアップ「ダークストア」課題やホールフーズの低迷を実際に肌感覚で知ることができ、買収がお互いにとって必要なことだと腹に落ちたのです。で、モバイルオーダー&ペイなどの実地演習や視察、IT企業によるスーパーマーケットの買収ニュースで、後藤がかねてから強調しているように、地殻変動がますます大きくなっていくことを実感させたのです。

そしてアマゾンのリアル書店「アマゾン・ブックス」で参加者全員(他の役員分も)が購入したのはコンシューマーレポート誌最新号です。40ページにはレジなしチェックアウトやカーブサイド・ピックアップ、グローサラントなど「未来のスーパーマーケット(The Supermarket of the Future)」のブループリントが掲げられています。アマゾンによるホールフーズ買収で、この未来図がすぐそこまで来ているとひしひしと感じられるものになったのですね。まさに「コンサルティングセミナー・エグゼクティブ・シアトルコース」という感じでしたね(笑)。

 アマゾンが1兆円以上で食品スーパーを買収する時代です。アメリカ小売業の事例から儲ける当社「コンサルティングセミナー・エグゼクティブ」に、お金を惜しんではいけません。

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