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引き続き景気拡大を示す4月のCI一致指数の先行きやいかに?

本日、内閣府から4月の景気動向指数が公表されています。景気動向指数のうち、CI一致指数は前月比+3.3ポイント上昇の117.7を、CI先行指数は逆に▲1.2ポイント下降の104.5を、それぞれ記録しています。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

4月の景気一致指数、9年ぶり高水準、自動車など寄与
内閣府が7日発表した4月の景気動向指数(CI、2010年=100)によると、景気の現状を示す一致指数は前月比3.3ポイント高い117.7と2カ月ぶりに上昇し、2008年2月以来9年2カ月ぶりの高水準となった。自動車関連の生産や出荷が堅調だったためだ。上昇幅は消費税導入前の1989年3月以来、28年1カ月ぶりの大きさ。

一致指数を構成する指標で、前月と比べられる7つの指標のうち、6つが押し上げ要因となった。自動車や自動車向け部品、中国でのスマートフォン(スマホ)関連部品が堅調で、生産や出荷が上向いた。押し下げ要因となったのは商業販売額。
4月の一致指数の大幅な伸びは「連休前の特殊要因で鉱工業生産指数が伸びた影響が大きい」(内閣府経済社会総合研究所)として、5月は反動による生産指数の低下を見込んでいる。

内閣府は、一致指数の動きからみた基調判断を「改善を示している」として7カ月連続で据え置いた。
数カ月先の景気を示す先行指数は1.2ポイント低下の104.5だった。低下は3カ月ぶり。

いつもながら、包括的によく取りまとめられた記事だという気がします。続いて、下のグラフは景気動向指数です。上のパネルはCI一致指数と先行指数を、下のパネルはDI一致指数をそれぞれプロットしています。影をつけた期間は景気後退期を示しています。



景気動向指数のうちのCI一致指数は大きな上昇を示し、昨年2016年10月に「足踏み」から「改善」に上方改定された基調判断についても半年間余り据え置かれており、2012年12月の現在の内閣発足から今年2017年4月まで4年半近い長期の景気拡大局面が継続している、ということになります。加えて、引用した記事にもある通り、CI一致指数の水準もかなり高くなっています。CIですから、水準そのものに大きな意味があるわけではないですが、一定のボリューム感は繁栄していることと私は認識しています。

ということで、今少し詳しく4月のCI一致指数を見ると、投資財出荷指数(除輸送機械)、生産指数(鉱工業)、耐久消費財出荷指数、鉱工業用生産財出荷指数、有効求人倍率(除学卒)と続いており、耐久消費財出荷が含まれているものの、企業サイドの指標が多い印象です。また、商業販売額(小売業)(前年同月比)もプラス寄与ですが、寄与度としては大きくなく、同じ商業販売額のうちの卸売業(前年同月比)はむしろマイナス寄与だったりします。また、前月から下降したCI先行指数については、鉱工業用生産財在庫率指数に次いで、消費者態度指数が2番目に大きなマイナス寄与の項目に上げられています。

CI一致指数の先行きとは、すなわち、景気の先行きそのものなわけですが、基本的に、明日公表予定の1~3月期GDP統計は潜在成長率を大きく上回る成長を見せると、私を含めて多くのエコノミストは考えていますし、輸出や設備投資をはじめとして、景気は拡大を続けるものと私は考えています。国内要因での唯一の懸念材料は、不十分な賃上げと物価の上昇により個人消費が下押しされる可能性です。

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