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  • krmmk3

ちょっとウチの店の景気が良くなってきたんだが、このせいかな

ここ最近は諸事情により、店を主にわたし中心で仕切っています。それゆえに、売り上げの減などが心配でした。やはりわたしは信用面においてイマイチだそうですから。しかもこの数年、再開発により道路の拡張・大型施設の開発計画などで閉店した店が多く、住んでいた人もかなり郊外などに引っ越してしまいましたので近辺の人口が減り、売り上げも減少の一途をたどっていたものですから。

しかし、なぜか今月に入って急に業績が良くなり、利用者の数は3年前の水準に戻り、平均単価はそれ以上に回復しました。現在の人通りの少なさでこの業績だと、人口比の水準なら数十年前の当店全盛期並みです。一時的なものかも知れませんが、ひょっとしてなんだかんだ言って景気は良くなったのでしょうか? 金・プラチナ製品もすでに日本では枯渇してしまったはずだったnですが、割と多めでしたし。

その期待を、必ずしも肯定していない話が昨日やってきました。来たお客さんは飲み屋を何軒か経営している人で、どうしても必要だと言ってお金を作りにやってきたのです。てっきり業務拡張のためかと話しかけたら

「いや、不渡りださないためにどうしてもお金が必要なのだよ」

とのこと。飲み屋業界はあまりお客さんが戻っていないのかと思うとそうでもないとのことです。ならどうして資金が必要かというと、なんと業績を悪化させている原因は所謂"ツケ"がものすごく溜まっているからだそうで。

ツケ、少なくとも江戸時代には日本に存在した、顔みしりなのをいいことにタダで酒を呑んで金を後払いにしてもらう、というアレです。バブル景気のころまでは割と普通に行われていたようですが、それ以後不景気に陥った際に踏み倒すケースが相次いだため、てっきりもう絶滅した方式だと思っていたのですが、少なくとも地元の飲み屋ではやっている店がまだあったのでした。

ツケが目立ち始めたのはここ最近、しかも溜めるのは専ら地元の有名企業の中間管理職以上の人。ツケを溜められるのはその飲み屋の経営者にとっては迷惑な話ですが、背後の企業の印象を悪くすることを考えると断ることもできないそうです。たいていの企業は25日前後が給料の支払い日ですから、月末はサラリーマンが一番お金を持っている時期です。てっきりその日に支払ってもらえると思いきやむしろツケが一番多くなるのが月末で、とうとう少々手段を選ばずお金を集めないとダメな状態にまで達したとか。

「ツケを払ってもらえるのは7月かなぁ。それまではなんとかして店を続けないと。」

と言って帰っていきました。ここ最近になって行われたもの、月末になっても払われないツケ・・・。ちょっと気になっちゃったのが、例の"プレミアムフライデー"であります。あれがひょっとしたら悪い方向に出てるんじゃないか、と。

本来月末の金曜日と言えば、別に政府なり官僚なりから何も言われなくてもお金が比較的あるうえに翌日が休日とあって、サラリーマンがちょっとお酒なり美味しいものなりを楽しむことの多い日でした。ところが、それを"プレミアムフライデー"にして早めに退社させられたら・・・。むしろ飲み屋によらずにさっさと帰ってしまうんでない? と思うんですよね。

早く退社したからと言って飲み食いの時間はある程度習慣になってるでしょうから、早い時間から酒なんか飲む気にならないでしょうから。早く帰って家族と夕食を楽しみ、余った時間で家で読書やDVD鑑賞・・・そんなパターンになる人の方が多いかと。でも、政府官僚の指令で始めた"プレミアムフライデー"は「はい、ちゃんとやっています、飲みに行っている社員も少なくなりません」と、お上に報告しなきゃならない。

ネットで軽く情報を調べると、民間の会社が調査した報告と比べると経産相の委員会の報告の方が"プレミアムフライデー"の実施状況ははるかに良い数字が出ていますし。現政府は怖いですから、ちゃんと"プレミアムフライデー"をやらないと企業名をさらされるかもしれない、だから報告のためにやらなきゃいけない、でも、若い社員はお金もないし、強制はできないから、中間管理職が少々無理してやる、かと言ってそんなにお金があるわけでないからツケを溜める・・・。

そんな関係が連想されてしまいました。もちろんわたしの勝手な予想で根拠はなく、あったとしてもごく一部にとどまっていることでしょう。当然ツケなど使わせない店の方が多いと思いますから。しかし、少なくとも地元にはツケを経営が悪化するほど溜められた店が存在します。仕方なく借金を増やして維持費を確保しますが、利息がついてしまいます。その利息をツケに還元できればいいのでしょうが、難しいでしょう。

ツケに法律的規則はなく、当事者同士で勝手にやっている行為なので、「ツケができる自分はこの店の特別扱い」と思っているだろうツケ利用者は利息のことなど思いもしないでしょうから。ウチがようやく業績が良くなったのも、こうした余波のせいだったとしたら、素直に喜べないですねぇ、妙な政策のおこぼれを本来ターゲットでない業界がもらっちゃってるわけですから。

この"プレミアムフライデー"、効果のほどは知りませんが、すくなくとも評判はよろしくないようで、ボチボチ降りる企業も出そうな空気。そうなれば地元有名企業も喜んでやめるでしょう。おそらく会社として喜んで"プレミアムフライデー"に参加している企業はほとんどないでしょうから。そうなると、せっかく良くなってきたウチの景気もまた落ちるのかも・・・と考えると、わたしとしては歯を食いしばってでも続けていただきたいですね、はい。

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