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採用担当者の5人に1人、応募者のSNSを見て不採用に 大企業ほど高確率 英国調査

イギリスを本拠地とする国際市場リサーチ会社YouGovがこのほど新しい調査結果を発表した。それによると、採用担当者の約5人に1人が、候補者のSNSでの素行を見て採用を見送った経験があると答えた。対象となったのはイギリスの61人の採用担当者。データは今年3月に収集された。大企業になるほどSNSをチェックしたり、SNSでの素行で不採用にしたりする確率は高くなった。

もっとも閲覧されているのはプロフェッショナル用ネットワーキングのリンクトインで48%。日本ではまだそれほど広く利用されているサービスではないが、いわばオンライン履歴書のようなものなので、ここをチェックするのは妥当と言えるだろう。次に多いのがフェイスブックの46%、次いでツイッターの28%。いったい、どんな行為が採用担当者の不評を買うのだろうか。

◆投稿するときはスペル・文法にも気をつけて

いちばん問題視されているのは「攻撃的・無礼な言葉遣い」で、75%の採用担当者が不快感を示している。次が「ドラッグ使用をほのめかすもの」で73%。このあたりはまあ理解できる。3位は「スペルミス・文法の間違い」の56%で、「酔っ払った写真」の 47%を大幅に超えている。スマホを片手で入力したりする場合はミスも多くなるし、正式文書でもないので細かいことは気にせず投稿する人も多いだろうが、たかがSNSの投稿と思って甘く見ていると意外なところで悪評価を得てしまうかもしれない。

その次の「政治思想・行動」と「シェア・リツイートのしすぎ」が同点で29%。シェアやリツイート自体は悪くはないが、次から次へと手当たり次第に横流しにするのはいい印象を与えないらしい。そして26%が「引いて」しまうと答えたのが「セルフィー(自撮り写真)の多すぎ」。旅行など特別な状況ならわかるが、毎日意味もなくセルフィーを投稿する人はやはりうぬぼれ屋に見えてしまうようだ。

しかしながら、SNSの素行がすべてを決めるわけではないのでご安心を。68%が、面接中の振る舞いがより大切と答えている。

◆上司と部下のつながりも敬遠

一方で、SNSの問題は入社後も頭を悩ませる。フォーチュン誌は、ミレニアル世代またはジェネレーションYと呼ばれる、1980年代~90年代生まれの層に言及。この世代が労働力の過半数を占めるようになり、また2015年の別の調査によると、そのうち約半数が自らをリーダーとみなしているというが、彼らの「従業員とのお友達っぽすぎる関係」は仕事の評判を損なうとして警告している。

デジタルネイティブと呼ばれる彼らはSNSにも早くから馴染んでおり、ほとんど人生の一部といえるだろう。この世代の特徴として仲間意識が強いこと、また彼らの多くがIT業界のようなカジュアルな世界で活躍していることから、他の従業員とSNSでつながっているケースも多いが、やはり上司や部下とつながるのは心地よくないと思う人が大半であるという。

結局、公私の区別をつけてきちんとしたワーク・ライフ・バランスをとり、プライベートはプライベートでお互いにそっとしておくのがいちばんということかもしれない。採用される前も採用された後も、SNSでの素行には神経を使う必要がありそうだ。

(モーゲンスタン陽子)

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