記事

【28℃クールビズの真実】実は元祖と室温理由はコレコレだった!

中田宏チャンネル_170519_#491_クールビズ

今年もクール・ビズが始まっています。
環境省は今年の期間を5/1〜9/30の5ヶ月間に設定しています。

クール・ビズを始めたのは、横浜市です。

平成14(2002)年、横浜市長に就任後すぐにクール・ビズの前身「夏は夏らしく・ノーネクタイ運動」を始めましたが、当初は本当に大騒ぎになりました。
横浜市内だけでなく神奈川県内のネクタイ業界は「ネクタイが売れなくなるじゃないか!」と大反発、
「失礼じゃないか!」
「礼儀を知らないのか!」
「服装がカジュアルなって乱れる!」
といろいろと言われました。

夏のオフィスで冷房がガンガン効いてうすら寒いのは本末転倒ですが、一方で発熱量が少なく環境に優しい温度設定すれば暑いわけです。
「それならばネクタイを外そう!」ということになり、横浜市役所内を皮切りに、市内企業にも呼びかけました。
翌年(平成15(2003)年)には神奈川県と川崎市に、平成16(2004)年には首都圏サミット会議(東京・千葉・埼玉の都県・政令市)で呼びかけて首都圏全体に広がりました。
そして平成17(2005)年、小池百合子・環境大臣(当時)がネーミングを募集して「クール・ビズ」となったのが、経緯です。

環境省が推奨するクール・ビズ時の室内設定目安温度は28度ですが、先日この温度は「根拠がなかった」とちょっとした騒ぎになりました。

各省庁の副大臣が集まる副大臣会議で、盛山正仁・法務副大臣(クール・ビズ開始当時に環境省の担当課長)が
「科学的知見をもって28度に決めたのではない。何となく28度という目安でスタートして、それが独り歩きしたのが正直なところだ」
と発言したのです。

「そんなバカな?」と驚いて調べてみると、根拠はありました。
昭和45(1970)年に定められた建築物環境衛生管理基準では、人が集まる場所の適温を17度以上28度以下となっていて、「何だかよく分からないがやれと言われて始まったクール・ビズ」ではないのです。

いずれにせよ横浜市でクール・ビズをスタートさせた15年前は日本初の試みだったため文句を言われまくりましたが、
「服装指導ではないんです」
「環境を考えて28度設定にするために、ネクタイを外す・上着を取ることなどはお互いに許容しあいましょう」
と説得をしたものでした。

「YouTube」ボタンからチャンネル登録をぜひよろしくお願いします!

あわせて読みたい

「クールビズ」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    デリヘルに素人専門が増えた理由

    PRESIDENT Online

  2. 2

    斉藤由貴に私刑行う週刊誌に疑問

    篠田博之

  3. 3

    橋下氏 新党で延命する議員は害

    橋下徹

  4. 4

    消費税の使途変更めぐり解散表明

    BLOGOS編集部

  5. 5

    正恩氏声明が「読めない」と話題

    ロイター

  6. 6

    共産と協力へ 前原氏は支離滅裂

    和田政宗

  7. 7

    野田聖子氏の文春砲を扱わないTV

    小林よしのり

  8. 8

    核放棄で北に6兆円 報道の思惑

    NEWSポストセブン

  9. 9

    太平洋で水爆なら 大災害の恐れ

    ロイター

  10. 10

    稲田氏守るべく地元は結束ムード

    NEWSポストセブン

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。