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加計学園新学部、「総理の意向」文書

安倍総理の友人が理事長を務める学校法人加計学園(岡山市)の獣医学部新設計画を巡って、民進党が昨日17日、文部科学省が国家戦略特区を担当する内閣府とのやりとりを記録したとされる文書を入手したことを明らかにしました。

この文書には、「官邸の最高レベルが言っていること」「総理の意向だ」と記載されていて、民進党は、文部科学省と内閣府に事実関係の確認を要求し、徹底的に解明する、としています。

加計学園は、岡山市にある学校法人で、国家戦略特区制度を活用して、愛媛県今治市に岡山理科大の獣医学部新設を計画しています。

獣医学部新設に係る内閣府からの伝達事項、と題した文書には「平成30(2018)年4月開学を大前提に、逆算して最短のスケジュールを作成し、共有いただきたい。

これは官邸の最高レベルが言っていること」と記載されている、ということです。

また、大臣ご確認事項に関する内閣府の回答、と題した文書には「これ(早期の開学)は総理のご意向だと聞いている」などと書かれています。

加計学園が応募した国家戦略特区制度は、岩盤規制の突破口を開く、と官邸が位置づけているもので、特区に10区域を指定しています。

政府は1校特例で、今年1月に獣医学部を新設する事業者を公募しましたが、募集期間はわずか8日間で、応募は加計学園のみで、事業計画はすぐに認定され、今治市は学園に市有地の無償譲渡と施設整備費96億円の助成を決めた、と報じられていて、驚くべきスピードで決定されています。

総理と加計学園理事長の加計孝太郎氏とは、米国留学時代からの親友で、数十年来の腹心の友とされ、食事やゴルフをともにしている、ということです。

菅官房長官は、誰が書いたかわからないものについて、いちいち政府が答えることはない、としています。

松野文部科学大臣は、どういう経過のものか確認させてほしい、と述べています。

そうした事実確認を待たずに、官房長官が、即座に答えることを拒否するのは、いかがなものでしょうか。

森友学園への国有地売却問題に続く、学校法人を巡る新たな疑惑です。

何十年ぶりの獣医学部新設の経緯、文部科学省と内閣府のやりとり、総理の意向の忖度があったのか等を、文書が疑わしいものだというのなら、きちんとした記録を示すなど事実を明確にする責任が、政府にはあると思います。

一強といわれる国会状況、官邸の強さなどから、甘くみるのではなく、国民がおかしいと思うことには、ひとつずつ丁寧に答えてもらわないと、ボディーフローのように、国民の疑念がきいてくることになると思います。

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