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仕事が好きなビジネスマン、2008年から大幅減少 特にベテラン男性社員のヤル気喪失が深刻化

仕事が好きだという人もいれば、収入源としか考えていない人もいる。コンサルティング会社のリスキーブランドは5月18日、「日本人の仕事意識」についての調査結果を発表した。

調査は2月、世帯年収300万円以上の15~64歳の男女約4000人を対象にインターネットで実施した。この調査は2008年から3年おきに行われ、今回が4回目となる。

リーマンショック以降に起きたビジネスの「質的変化」が影響か

それによると、仕事が「好き」「まあ好き」と答えたビジネスマンは45%。同回答の割合は2008年には60%だったが、2011年は55%、2014年は49%と年々減少傾向にあり、今回も過去最低を更新した。

また男性はどの年代でも押しなべて「仕事が好き」とする人が減少傾向にある。特に50歳以上のベテラン社員は2008年の65%から22ポイント減少し、43%となった。2008年を100とすると2017年は67%という数値だ。この数値は30歳未満の男性(79%)、30~40代男性(75%)、女性(81%)に比べると際立った数値といえる。

一体何があったのか。厚労省などの資料によると、2008年から働き手の労働時間や、給与は大きく変わっていはいない。しかしこの間、ITの浸透、団塊世代の引退、コンプライアンスの強化など、「質的変化」があった。

また経済のサービス化は進展したが、製造業のシェアは長期的な低下傾向に歯止めがかからない等、産業構造そのものも変化している。その上で、同社は

「こうした、リーマンショック以降におきた仕事を取り巻く大きな質的変化が、日本のビジネスマンの仕事の好き嫌いに影響していると推測できます」

としている。

仕事が「嫌い」な社員が働く会社は「無駄な会議が多い」

企業の生産性を高めるためには「仕事が好き」なビジネスマンを増やすことも重要な要素だと考えられる。とはいえ仕事環境を昔に戻すことも、団塊の世代に復帰してもらいモーレツに仕事をしてもらうことも不可能だ。

そこで仕事が好きなビジネスマンと嫌いなビジネスマンの社風を比較。「仕事が好き」と回答した人が働く会社の風土で一番ポイントが高かったのは「自由に意見を言い合える自由闊達な風土」(+15)。以降「規律よりも、個人の自主性を尊重する」(+10)、「職場に活気がある」(+10)、「のんびりした社風」(+9)と続き、社員同士が委縮することなくのびのび働いていることが分かった。

一方「嫌い」と答えた人の会社は「無駄な会議が多い」(-13)が最も多かった。他にも「上の言うことには逆らえない風土」(-12)、「えこひいきや不公平な処遇がしばしばある」(-12)、「前例がないと動かない」(-9)、「休日出勤や夜遅くまで残業する人が多い」(-8)などブラック企業の特徴ともいえる要素が多いようだった。

この結果を見る限り「仕事を好き」と思ってもらうには、自由闊達さや個人の自主性を企業風土にどのように取り込んでいくかが課題だと言えそうだ。

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