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任天堂、「ゼルダの伝説」をスマホ向けに投入へ

 【東京】任天堂はスマートフォン(スマホ)向けにゲーム「ゼルダの伝説」フランチャイズを投入し、モバイルゲームのラインアップをさらに拡充する計画だ。事情を知る複数の関係者が明らかにした。

 任天堂はこれまで自社ゲーム機向けソフトの開発に注力してきたが、ここ1年はモバイル市場での存在感を高めている。スマホ向けアプリとしてはすでに「Miitomo(ミートモ)」、「ファイアーエムブレムヒーローズ」、「スーパーマリオラン」を発表しており、スマホ向け「どうぶつの森」の配信を開始する方針も明らかにしている。

 この関係筋によると、スマホ版「どうぶつの森」は2017年後半にリリースされる公算が大きく、「ゼルダの伝説」がそれに続く予定。ただ、配信開始の時期や順番は変わる可能性があるという。任天堂はスマホゲームをディー・エヌ・エイ(DeNA)と共同開発している。

 任天堂とDeNAはどちらもコメント要請に応じなかった。

 「ゼルダの伝説」の課金モデルはまだ明らかにされていない。「スーパーマリオラン」は1200円だ。

 今のところ、スマホ向けゲームは任天堂の収益にあまり貢献していない。2016年度(16年4月~17年3月)決算では、スマホ向けゲームによる利益は200億円に届かなかった。

 任天堂の君島達己社長は、モバイルゲームのラインアップを拡充する方針を示している。日常的にスマホでゲームをする人たちの関心を引き、任天堂ゲーム機の購入を促す狙いもある。

 マッコーリー・キャピタル証券のアナリスト、デビッド・ギブソン氏は、17年度はスマホ向けゲーム部門の利益が1000億円を超えるとの予想を示した。

 任天堂の関連会社であるポケモンがプロデュースしたモバイルゲーム「ポケモンGO(ゴー)」は昨年夏、世界中で大ヒットとなった。同社の株式を23%保有している任天堂は、同社への投資から16年度に200億円の利益を計上した。

 事情を知る2人の関係者によると、ポケモンは新しいカードゲームアプリの配信を計画中だ。同社はすでにポケモンシリーズを題材とした収集用・ゲーム用のトレーディングカードを販売している。スマホ向けアプリについて、同社はコメント要請に応じなかった。

 「ゼルダの伝説」シリーズは米国で特に大きな人気を集めている。

(訂正:第3、第4段落のディー・エヌ・エイのローマ字表記を「DeNA」に訂正します)

By Takashi Mochizuki

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