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日産西川社長に託された「世界シェア8%」

日産自動車の社長兼CEOに就任した西川廣人さんによる、初の決算発表の記者会見が行われました。


※社長に就任後初めて決算会見に臨む西川さん

日産自動車が11日発表した2017年3月期の連結決算は、売上高が前の期と比べて3.9%減の11兆7200億円、営業利益が前の期と比べて6%減の7422億円でした。世界販売台数は4%増の562万台と伸びましたが、為替の影響や販売・マーケティング費用の増加が利益を押し下げました。

同時に発表した2018年3月期の業績予想は、売上高0.7%増の11兆8000億円、営業利益7.7%減の6850億円を見込んでいます。

また、前期を最終年度とする中期経営計画「パワー88」が目標としていた営業利益8%、世界シェア8%は未達となりました。

「事業規模を3~4割拡大し、世界各地に事業基盤となる拠点を拡大できた。次の6年間の新しい中期計画を進めるうえで、大きな基礎になったと評価している」と、記者会見した西川さんはコメントしました。

新しい中期計画は、三菱自動車やルノーとのアライアンスのシナジーを検証したうえで、今年度後半に発表される予定だということです。


※日産グローバル本社

「世界シェア8%は次の6年間の新しい中計で到達したい」と、西川さんは語りました。
16年度実績で6.1%だった世界シェアを、次の6年で世界シェア8%にするには、いかなる戦略が必要か。日産はすでに青写真を描いています。世界シェア8%のカギは、中国の販売台数を伸ばすことです。

ご存じのように、中国は現在、米国を抜いて世界最大の自動車市場です。日産の16年度の中国における販売台数は、8.4%増の135万5000台でした。

「今後6年間で中国市場のシェアを5%から8%に上げることができれば、グローバルで8%のシェアを確保できます」と西川氏はコメントしました。

西川さんの会見での発言からもわかるように、とにかく目標を数値化するのが“日産流”です。


※決算発表会見の会場

組織のメンバー全員が目標に向けてベクトルを合わせ、確実に自分の役割を果たすには、「数値化」は欠かせない。とりわけ、グローバル企業では必須です。

ルノー・日産アライアンスに三菱自動車が加わったことで、3社の世界販売台数は996万台になりました。これは、トヨタ、フォルクスワーゲン、ゼネラル・モーターズに匹敵する規模です。

日産、ルノー、三菱自動車が世界トップ3に喰い込むには、日産は何としても「世界シェア8%」に到達しなければいけない。

「世界シェア8%」は、西川さんがゴーンさんから託された必達目標といえるでしょう。

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