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スタバ会長が卒業スピーチで話した「人として一番大切なこと」

George Anders , CONTRIBUTOR

スターバックスのハワード・シュルツ会長はコーヒーについて語るのが大好きだ。しかし、米アリゾナ州立大学で5月8日に行われた卒業式のスピーチで彼は、カプチーノよりも哲学者のカントの道徳論を思わせる謙虚な人生観について語った。

ビジネスリーダーとしてのシュルツはウォーレン・バフェットのような賢人にもなれるし、イーロン・マスクのようなフューチャリストにもなれる。しかし、現在のシュルツは道義心をもった経営者というポジションに進もうとしている。昨年のフォーブスのインタビューでも述べたように、彼は社会問題への関わりを深めている。

シュルツは卒業生らを前に、彼と同じレベルの社会意識を持つように若者たちを鼓舞した。

「私が今から話す3つの問いかけを心に持ち続けていて欲しい。1つ目は自分の両親を敬い、家族に誇りを持つためにどう暮らしていけばいいか。2つ目は成功を仲間と分かち合い、人々の役に立つためにどうすればいいか。そして、3つ目は人々の人間性を高め、道徳的な勇気を奮い起こさせるために何が出来るかを考え続けることだ」

壇上でシュルツはこう断言した。「ビジネスにおいて大事なのは経済的価値だけではない」

スピーチの冒頭では南アフリカを訪れ、現地の従業員と交流した時の話をした。シュルツは人々の言葉を聴くうちに「聞いたこともない現地の言葉が繰り返し使われている」ことに気付いたという。それは「あなたのおかげで私がいる」を意味する、ウブントゥ(Ubuntu)という言葉だった。

シュルツはスピーチの締めくくりとして、卒業生たち全員に「ウブントゥ!」とシャウトすることを求めた。「全ての物事をウブントゥというレンズを通して見るべきなのだ」と彼は述べた。

編集=上田裕資

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