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『経営の成否』

ひと月程前、プレジデントオンラインに『自信を取り戻せ! なぜ「日本型経営」が世界で再評価されているのか』と題された記事がありました。そこでは、「アメリカは父性文化、日本は母性文化」及び『日本で「プロ経営者」が成功しない理由』との見出しを付し、ベネッセホールディングス等を例に挙げて、「日本には父性文化的な手法に対するアレルギーがあるといっていいかもしれません(中略)。残念ながら日本ではうまくいかなかったのだと受け止めています」と述べられていました。

本テーマで私見を申し上げるならば先ず、そもそもグローバルカンパニーを経営するに、日本式経営や西洋式経営あるいは母性文化や父性文化等と分類する必要性は全くなく、何何的経営の仕方などというのは無いものと考えます。また「プロ経営者」などといった類はそもそも有り得ないと思いますし、少なくとも私自身はそうした考え方に与するものではありません。

例えばジョンソン・エンド・ジョンソンのトップを務められて後、09年6月にカルビーの代表取締役会長兼CEOに就かれた松本晃さんのような御方であれば、どの会社を経営されても成功を収めるのではないかと思います。

それは、松下幸之助さんにしても稲盛和夫さんにしても、言えることでありましょう。事実、稲盛さんは10年1月に破綻したJALのケースでも全く違うフィールドで変革を重ねられ、見事に会社を再建されたわけです。

経営の妙味とは、その経営者の全てが反映されたところで結果を出すということにあると言えるのかもしれません。自身の倫理的価値観から運、あるいは自分の御縁で得た色々な人脈や、ある商品との巡り合い等々と、あらゆる事柄の帰結ではないでしょうか。

つまり私が何を言いたいかと言うと、その経営者が如何なる人物で、どういう経験を有し、事業をどれだけ成功させてきたか、等々がきちっとしていれば何処に行っても成功するでしょうし、逆に一時的な流行り廃りの中で伸びたような経営者に二匹目のドジョウは何処にもいないということです。

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