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「一夜限りの関係」に潜む長期的リスク、米市民の3割が直面

Bruce Y. Lee ,CONTRIBUTOR

配偶者やパートナーとの間に、お互いを「裏切らない」関係が確立していれば、または相手が浮気をしたことがあるかどうかを知っていれば、自分にとってはそれで十分だと考える人もいるかもしれない。

だが、先ごろ米国で行われた調査の結果から見ると、私たちにとってはそう考える以上に、パートナーが「一夜限りの性的な関係」を浮気と考えるかどうかを知っておくことが重要だといえそうだ。

米ディザレット・ニュース紙が調査会社Y2アナリティクスを通じて米市民1000人を対象に実施した調査によると、回答者の73%が「一晩限りの関係でも絶対に浮気」だと考えていることが分かった。つまり、残る23%はそう考えていないということだ。

約3割は「悪い人」?

この調査は、米国の人口における男女比や年齢構成を反映したサンプルを対象に、不貞行為に関する意見を聞いたもの。それに加え、一夫多妻制を認めるモルモン教徒250人にも同じ質問をした(不貞行為を認めるか否かではなく、不貞と考えられる行動やそれらに対する考えについて調査)。

「配偶者やパートナーが自分以外と性的関係を持った場合、それが一夜限りのことであっても浮気と考えるか?」という質問に対し、「絶対にそう考える」と答えた人は73%、「そう考える場合もある」が8%、「そう考えない」が19%だった。モルモン教徒の回答はこれらとは異なる結果となったものの、それでも「そう考えない」人は11%にとどまった。

男女別に見ると、男性の70%、女性の75%が、「絶対に浮気だと考える」と答えた。また、年齢別に見た場合では、「サイレントジェネレーション」の79%、「ベビーブーマー」の77%、「X世代」の68%、「ミレニアル世代」の69%が、同様に考えると回答した。

一方、この点に関する考え方に、宗教は大きく関係していないことも明らかになった。カトリック教徒の69%、キリスト教福音派の77%、特定の宗教を信仰していない人の74%が、一晩限りの関係を「絶対に浮気」だと答えている。

注目すべき点といえるのは、大学院に進学したかどうかで、この点に関する考え方に大きな違いが見られたことだ。「修士以上の課程に進学」した人の90%が、一晩限りの性的関係を「絶対に浮気」と答えた一方、「学士過程を修了」した人と「大学に進学しなかった・中退した」人のうち、同様に答えた人の割合はそれぞれ、74%、70%だった。

こうした一連の結果が示すのは、どういうことだろうか。回答者の3割近くは悪い人たち、あるいはその他の7割は考えが堅すぎ、ということなのだろうか?──どう受け止めるかは、私たちの考え方しだいだ。

長期的に考えるべき問題

ただし、一夜限りの性的な関係は、公衆衛生上の問題だ。米疾病対策センター(CDC)によれば、米国では性感染症(STD)であるクラミジアと淋菌、梅毒の患者が増加している。さらに、特定の集団においては患者の急増が報告されている。世界の中でも、米国はSTD感染者が多い国だといえる。

あなたが「一夜限りなら浮気ではない」と考えているなら、パートナーにはできるだけ早く、そのことを伝えた方がいい。その考えを受け入れるか、あなたと別れることを選ぶかは相手しだいだが、いずれにしても長期的に考えれば、あなたのその考えを共有しておくことは、お互いにとって良いことだ。正直に伝えておかないことはパートナーだけでなく、その他の多く人たちを危険にさらすことになる。

編集 = 木内涼子

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