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成果を焦った小泉議員の「こども保険」-雇用保険料に飛びついただけの“事の顛末”

今日は暗澹たる気分に終始する一日でした。朝から産経「単刀直言」欄で自民党小泉進次郎代議士の“「こども保険」を批判する人に問いたい”“子供は「社会の宝」ではないのか”と題する自意識過剰な記事を読み、夜の本会議では民進党階猛代議士の議事妨害のための無駄に長い演説を聞かされたからです。

民進党のワガママにはもう慣れましたが、自民党若手のホープ、次期総理の呼び声も高い小泉議員のレベルの低い社会保障論には改めて残念な思いが拭えないし、政策論以前の問題として、持論(=こども保険)を批判する人は「子供=社会の宝」を否定している、とは、民進党もビックリのレッテル貼りです。

このお方は、世の中のことも社会保障政策のことも、実は何にも分かってないんじゃなかろうか。第一に、小泉氏は「リスク」という言葉を分かってない。第二に、税と保険をごっちゃにしている。第三に、大学等高等教育を無償化したら大学改革が出来なくなると誤解している。各々簡潔に解説しておきます。

第一の「リスク」。社会保険というのは保険ですから、病気になるリスク、長生きするリスクに備えるための大数の法則に基づく制度です。ところが小泉氏は、子どもが減れば社会保障の支え手が減る、その社会全体のリスクに備えるのが「こども保険」だという。大数の法則とどう関係あるのか、意味不明です。

第二の税と保険。「こども保険」は“保険”じゃない、と批判された小泉氏は、国民年金に税も投入されていると指摘し、「こども保険は保険じゃない」と言うなら「年金も保険じゃない」と言わなければ筋が通らない、と言い訳する。ここまで来ると小池百合子都知事と同じくらい、何が言いたいのか珍糞漢糞。

第三の高等教育無償化反対論。気持ちは分かりますが、この是非こそ侃々諤々の議論が必要な部分です。仮に、小泉氏の周りに集った秀才たちが、この点に係る議論を深めることなく軽く流してしまい、幼児教育無償化に対象を限定したのなら、「2020年以降」の構想との看板が泣く、と断じざるを得ません。

私たち維新の会は、あくまでも幼児教育の無償化は地方の責任で、高等教育の無償化は国の責任で実現すべき、と考えています。財源は行財政改革で生み出すとともに、足らざる部分は勤労者ではなく資産形成に成功した高齢者から徴収。相続財産の一部を我が子以外の子どもに、日本の未来に、との考え方です。

小泉氏は、成果を焦ったのか、雇用情勢の改善を背景に0.2%引き下げられた雇用保険料に飛びついてしまった。だからロジックはぼろぼろ。仮に小泉氏の構想が安倍総理と経団連のお情けで実現したとしても、歴史に評価されることはないでしょう。維新は、愚直に憲法改正で教育無償化を実現して参ります。

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