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「もっと簡単だと思っていた」、トランプ氏が大統領の職を語る

[4月27日 ロイター] - 車の運転ができないのは寂しく、繭の中に閉じ込められたように感じることもある。そして、新しい仕事の大変さに驚いている──。

27日に行われたロイターとのインタビューで、就任後の100日を振り返ったトランプ大統領が、ホワイトハウスの住人となる前の暮らしを懐かしむ一幕があった。

「以前の生活を愛していた。色んなことが出来た」と、大統領はホワイトハウスの執務室で語った。「前と比べて、仕事の量が多くなった。(大統領の仕事は)もっと簡単だと思っていた」

ニューヨーク出身の裕福なビジネスマンだったトランプ氏は、昨年11月の大統領選でヒラリー・クリントン前国務長官に対し予想外の勝利を収め、1月20日に大統領に就任。初めて公職についた。

就任から5カ月、100日の節目を迎えるトランプ氏の頭には、まだ大統領選のことがあった。中国の習近平国家主席について話をしていた時、大統領はそれを中断し、2016年の選挙地図の最新の結果だと言って、記者に地図を手渡した。

「さあ、持って行って。(得票数の)最終的な数字の地図だ」と大統領は執務室の机の前から語りかけた。手渡された地図には、トランプ氏が勝利した選挙区が赤で記されていた。「なかなか良いだろう。もちろん赤が私たちだ」

ロイターの記者3人に一部ずつ地図が用意されていた。

トランプ大統領は、「以前の生活」でもプライバシーがないことに慣れていたものの、現在のプライバシーの欠如にはさらに驚いたと語った。24時間シークレット・サービスの警護がつき、常に行動をともにする制約があることにまだ慣れていないという。

「大量の警護がついて実質どこにも行けないので、まるで小さな繭のなかにいるようなものだ」と、大統領は言う。

大統領がホワイトハウスから外出する時、通常はリムジンかSUV(多目的スポーツ車)で移動する。トランプ大統領は、自分でハンドルを握れないのが寂しいという。

「運転は好きだ。もう運転できないんだ」

やり手の経営者であり、テレビのリアリティ番組の元有名司会者として、ニューヨーク市のトランプ・タワーの26階から常に電話で指示を出して自身の事業を回していたトランプ氏は、大きく変わったわけではない。

彼は頻繁に外部の友人や以前の仕事仲間にアドバイスや前向きな励ましを求めている。側近たちも、そこには関与していないという。

トランプ大統領は、選挙戦以来多くのメディアと険悪な関係にあり、メディアから不公平な扱いを受けたとして、29日に予定された今年のホワイトハウスの記者会主催の夕食会に欠席することを決めた。

「来年は行くよ。もちろんだ」。将来的に出席するか尋ねられると、大統領はそう語った。

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