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厳罰化では少年事件の再犯は防げなかった 「非行」少年に暖かい目を 子ども未来法律事務所通信13

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再犯率はともかく、再犯者を含めても、冒頭の図や下のグラフのように大人の刑法犯以上に少年事件は減り続けていています。景気が悪いのに大人も子どもも頑張っています。




少年の再犯率は1998年以来増え続け、記録が残る1975年以降最高だったのですが、この少年の再犯率の増加は、一面では、2000年以来たびたび行われて来た少年法の厳罰化は少年事件やその再犯を防ぐのに役立っていないという証拠です。

つまり、厳罰を受けても、怖がらずに再犯してしまうと言うことですからね。

共同通信などの報道も見てみると、(1)少年の再犯率の統計と(2)少年院出所後の追跡調査は別の調査なんですね。(1)は毎年出していますから。

(2)について、法務省は、平成16年1月から3月までに全国の少年院を出た、当時18歳と19歳のおよそ650人について、25歳になるまで追跡調査を行いました。その結果、再び犯罪を犯して罰金以上の刑事処分を受けた若者は、およそ39%に上っているということです。やはり高いですね。具体的には、窃盗や傷害などの犯罪が多くなっていて、15%の人は、実刑判決を受けています。

私の地元で起きた児童連続殺傷事件をきっかけに少年法の改悪が相次いでいるのですが、下のグラフにあるように、少年による殺人は半世紀前の3分の1。

毎年100人前後で当時増えていたわけでもないし、その後、厳罰化で目に見えて減ったわけでもないのですけどね。

マスコミと世論は冷静に話を聞いてくれませんから、多勢に無勢です。



大人と少年の再犯率は同じ時期からほぼ同じペースで上がり続けているのですから、これは少年だけの問題ではなく、日本の刑事政策や経済政策の問題なのでしょう。

1997〜98年というと、橋本内閣の下、消費税が3%から5%に増税になり、下の二つのグラフのように極端に景気が悪くなって、所得税・法人税の税収が激減し、日本の自殺者が増えたときですからね。

むしろ、少年の方が一貫して大人よりも再犯せずに頑張っています。なんとか、さと婆たちみたいな大人にならないように育って欲しいのですが。

伝説のスリ デパ地下のさと婆(79)が23回目の逮捕 





子ども未来法律事務所というくらいですから、私は少年事件が好きで弁護士をやっているようなものなのです。

それで、事件の依頼を受けると、少年の収容されている鑑別所より、事件記録のある裁判所より、まず少年の家に行ってご家族とお会いしたり、少年の部屋を見たりするのですが・・・・私も少年事件の大きな原因の一つは家庭崩壊だと思いますね。

今回の犯罪白書では、「約3割が出院後に暴力団に加入」「非行や犯罪を思いとどまる最大の要因は家族」といったデータも明らかになりました。

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