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【特別寄稿】子どもの日に考えたい防犯対策~「子どもの命」を守る4つのポイント - 舟生岳夫

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「子どもの日」の今日、親子水入らずの休日を楽しんでいる方々も多いことでしょう。「子どもの安全」について日々考え、研究している私にとっても、今日は特別な思いを抱く日です。

つい先日も千葉県でにわかに信じがたいような不幸な事件が起きました。親としては何としても守りたい子どもの命。でも、小学校に入学すると毎日の登校や習い事など、子どもが1人で行動する時間が増えていく一方で、心配が尽きません。だからといってただ漠然と心配するだけでは子どもの身は守れません。親子で一緒に日常のリスクを把握し、対策を練る。具体的な行動をとることが大切です。拙著『子どもの防犯マニュアル』で紹介したノウハウの中から、いくつかのポイントを紹介したいと思います。

1.子どもが1人で行動する環境を知る

子どもが事件や事故に巻き込まれる可能性が高いのは、子どもが1人で行動している時間帯です。例えば、毎日歩く通学路。お父さんお母さん、どんな道か知っていますか?

「知っていますよ。すぐ近くですから」

たしかに道自体はご存知でしょう。しかし、“子どもにとっての危険の芽をチェックする”という気持ちで、通学路を隈なく見たことはありますか?

子どもは好奇心の塊で、大人が思いもしない行動をとるものです。狭い隙間があったら隠れたくなり、窓のように空いている穴があるとのぞき込みたくなる生き物なのです。

これは発達心理学における「自らの成長発達のために、必要不可欠な考えや行動を起こさせる諸衝動」であり、子ども自身もなぜそういう行動を起こしたくなるのか説明がつかないものだそうです。つまり、明らかに危険と思われる対象にも、自ら近づいてしまうのが子ども。「ひょっとしたらこういう行動をするかもしれない」という考えに立って、あらかじめ注意を促しておくことが大切です。

おすすめは親子で一緒に通学路を実際に歩いてみること。「危ないところ探しゲーム」のように遊び感覚を取り入れてやってみましょう。通学路の要注意スポットを描き込んだオリジナルの絵地図を作ってみるのも効果的です。

いざという時に逃げ込むことができるコンビニや交番、「子ども110番」の家の場所などもチェックしておきましょう。

2.不審者に遭遇した時の対処を教えておく

不審者というのは必ずしも「不審」な恰好をしていると限りません。「おじさんは、お母さんの友だちだよ」「子犬が生まれたから見に来ない?」といった優しい言葉に騙されないよう、「知らない人についていってはいけない」という教えは徹底するのはもちろん、仮に知り合いであっても「どんな人にもついて行ってはいけない」と教えましょう。

もちろん「車に乗るように誘われても絶対に乗らない」ことは徹底しましょう。子どもが躊躇なく断れるように、「もし相手の人が怒っても、あとでお父さんお母さんが謝りにいってあげるから心配しないでいい」と付け加えてあげてください。

もしも無理やり連れていかれそうになったら、すぐに逃げること。その時に「いざという時には重い物は捨てていい」と教えてください。子どもの足で逃げ切る可能性を高めるためには、身軽なほうが有利です。「ランドセルだって落として逃げていいんだよ。」と伝えておきましょう

また、連れ去ろうとする相手が車に乗っている場合は、「車の進行方向と逆方向に逃げる」ことも確認を。同じ方向に逃げればすぐに追いつかれてしまいますが、逆方向であれば車がUターンをするあいだ時間稼ぎができます。こういった具体的な行動のシミュレーションが、いざという時に非常に効いてくるのです。

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