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2012年を考える(3) 時代の流れが変わる時は「次から次へ」になる

何か象徴的なイベントをきっかけに、変化が始まる。
その後、次から次へと、変化を加速する方向の事件が連続的に起こる。
後から振り返れば、それらは歴史的な出来事と言われることになる。


時代の流れが変わる時とは、そういう数年間が継続する。
この事は、4年間ほど集中して日本や海外の経済史を読み返して再認識した事だ。

2011年を通じて認識した事だが、
1971年:ニクソンショックと1973年:第一次オイル・ショックに端を発する激動の時代
に匹敵する変化の時代に、現在の我々は生活している

1971年以降の激動の時代との比較は、後ほど書くとして
今日は、過去に書いた「超長期の相場観」というエントリーを久々に読み返して、2012年を考える上で参考になるメモを書いておきたい。

超長期の相場観 (6)2010年9月に考えたことで書いた事が、2012年を考える上で、重要なエントリーだろう。
そこに書いている「体のあちこちで縮小したガン細胞が、一時的によ同時に増殖する(=悪いリズムが同調する)フェイズ」が、2011年の5月以降に発生したのだ。

(1)ITバブルの崩壊、この意味は、企業部門の委縮だ。
(2)住宅バブルの崩壊、これは、個人消費活動の委縮を意味する。
(3)そして、ソブリン危機の発生は、1971年以降の新時代の資本主義、金本位制時代の金の鎖から解放された新本主義=信用本位制資本主義、がエンジョイした「借金を増やして、経済活動を増殖させる」の委縮を意味する。ディ・レバレッジとも言える。

(3)に関する参考:ユーロ導入は、金本位制で味わったと同じ苦痛を、参加国に課している

2011年の5月以降は、「US経済の復活&加速」が夢と消え、上記(1)、(2)、(3)の懸念が表面化したと言える。その意味で、悪いリズムが同調したと考えている。

ただ、2012年は体のあちこちで縮小したガン細胞が、一時的によ同時に増殖する(=悪いリズムが同調する)フェイズ」が一旦は終わり、明るい方向が見えるフェイズだと判断している。

主として、インフレが株式価値を破壊していた部分が後退する好影響が大きい。
また、世界の中央銀行がディ・レバレッジを相殺&緩和する「Money Printing」をすると期待されるファクターも加わるだろう。
これに関しても、次回もう一度書く予定だ。

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