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投資心理とストキャスティクス

CNNマネーには、株投資家たちの心理状態を示す、「恐怖&欲指数」というものが掲載されています。

恐怖&欲指数(CNNマネー) 現在の数値は50、正にちょうど真ん中、心理状態はニュートラルです。1週間前は恐怖を示す30、1ヶ月前も弱気な29、そして1年前は欲を示す強気な数値71でした。

下は、NYダウの日足チャートです。


矢印で示したところが、多くの人たちが弱気だった1週間前と1ヶ月前です。もし1月前に買い、今日利食った場合の利益は約1.9%、そして1週間前に買った場合の利益は約2.9%になります。もちろん、皆が怖がっている時に買ったら必ず儲かるという意味ではありません。1週間前に買った人たちは、翌日から早速上昇となりましたが、1ヶ月前に買った場合はしばらく横ばい、そしてやや下げた後にラリーの展開となりました。

下の長期チャート(月足)で分かるように、現在のダウは、ほぼ史上最高のレベルにあります。


「天井だから売れ!」、とハッキリ言う人はほとんどいませんが、株番組に登場するアナリストたちは米国株式市場が割高であることを指摘し、株に対して消極的な意見を発表しています。こんな状況ですから、少しでも下げが起きると個人投資家たちは動揺し、1週間前と一ヶ月前に起きたように、「いよいよ本格的な下げがやって来る」とばかりに投資心理は弱気に簡単に転換してしまいます。

もう一つ面白いのはストキャスティクスです。


1ヶ月前、皆が弱気だったとき、ストキャスティクスは売られすぎゾーンまで下げています(A)。1週間前も、ほぼ売られすぎゾーンに達しています(B)。言い換えると、長期的なアップトレンドの中で、マーケットは売られすぎな状態になった訳ですから、AとBで買った人も多かったことでしょう。

「皆が弱気なら買いだ。皆が強気なら売りだ」、という言葉をよく聞きます。しかし現実的には、実行するのは中々難しいことです。

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