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武大偉特別代表、来日予定。さて協議の行方は?

昨日(4月25日)の北朝鮮人民解放軍の創立記念日には、核実験・ミサイル実験はなく、通常火器の大規模実弾演習に終わった。これは大方の予想通りだったのではないだろうか?

ただし何ら問題は解決していない。今日中国の武大偉特別代表が来日して、外務省の金杉アジア太平洋局長と会談をする予定だ。

交渉にはレバレッジ(交渉の梃子になる材料)が必要だが、日本がどのようなレバレッジが使えるのか分からないので、私はあまり会談の直接的な効果は期待していない。

ただし北朝鮮側は最大の貿易パートナーの中国の出方には神経を尖らせていると思う。

CIAによると北朝鮮の対中貿易額は全体の3/4という。もっと中国依存度が高いと指摘する専門機関もある。

いずれにせよ北朝鮮の中国依存度は極めて高いので「中国は北朝鮮が原爆・ミサイル開発を中止しないと食料・燃料輸出を止める」という強力なレバレッジを持っている。

しかし中国はこのレバレッジを使いたがらない。なぜなら北朝鮮の崩壊により大量の難民が中国に流入する可能性が高いからだ。

一部のメディアによると北朝鮮では海岸線の高圧電線網が強化され船による脱北が困難になっているという。果たして北朝鮮が崩壊した場合、高圧電線網が機能するのかどうかは分からないが、難民の多くは中国に向かうと予想して良いだろう。

北朝鮮が原爆・ミサイル開発のために外貨を稼いでいる方法は中国への石炭や鉱物資源の輸出の他、奴隷的な労働者を中国・ロシアで働かせて、稼いだ外貨を吸い上げたり、武器を中東・アフリカに輸出する、バイアグラなどの模造薬品を輸出するなど幾つかの方法があるようだ。

これらの資金源を完全にシャッターアウトすれば、兵糧攻めで北朝鮮の原爆・ミサイル開発をストップすることが可能であると思われる。

ただその前に食糧不足から大大規模な飢餓状態が発生する可能性もあるが・・・

これらのシナリオについて中国側とどれだけ踏み込んだ協議ができるかどうか?ということなのだろう。

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