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今村雅弘復興相の東北で良かったという発言 自民党政権の本音、都市部住民の本音 だから原発は地方なんだ!

 今村雅弘復興相がまたもや暴言を吐き、ついには辞任に至りました。
 自民党二階派んのパーティーで東日本大震災について「まだ東北で、あっちの方だったから良かった。首都圏に近かったりすると、莫大(ばくだい)な、甚大な額になった」と発言していました。

自民党政権の本音を披露した今村前復興相


 問題なのは、この発言のどこに問題があるのかということです。東日本で大きな被害に遭い、今なお復興途上の被災地の人たちに対する侮辱であることはそうなのですが、それが本質なのかと言われると私は違うと思います。

 そのレベルで考えるのだったら、東日本大震災が起きてまだ2年しか過ぎていないのに、東京オリンピック誘致を震災復興などと、無理矢理、こじつけたことの方がよほど問題でしょう。
東京五輪招致、大震災復興に関連づけることに不快感

 特に安倍氏は、その東京オリンピック招致にあたって、福島では汚染水が垂れ流し状態なのに、コントロールできているから東京は大丈夫などと言っていましたが、「東京が大丈夫だったら、それでいいのかい」と言わんばかりの言い方であり、これほどの被災地に対する侮辱はなかったのではないですか。
 今村氏の発言が許されず、安倍氏のこの大嘘が許されるなどというのは矛盾も最たるものです。

 むしろ、都市部からみた地方への露骨な差別感ではないか、ということこそ問題だし、その本音が出たんだろうと思います。
 今村氏のような長崎県を地盤にしていた人が言うのかなとは思いますが、その発言に接したときに感じたのは、「自民党が弱い東北地方だから良かった」というようにも聞こえました。

 それはともかくとしても都市部でなくて良かったというのは、自民党政権の本音でもあります。
 それは単純です。都市部であればそれだけ復興費用が掛かるからです。被害も甚大になっていたでしょうし、都市機能が麻痺するなどということになれば、経済活動への影響は計り知れません。
 逆に地方なら被災してもそのまま切り捨てることができるというメリットがあります。
 それが今村氏の「自己責任」論でもあります。

 という理由で原発は地方に作られるのです。万が一、原発事故が起きたとしても都市機能は失われません。
 今回の今村氏の発言は、自民党政権の政策でもあったわけです。
 それだけでなく、地方切り捨てのための構造改革は、被災した地方などに復興のための予算などという発想はありません。もちろんある程度の予算をあてなければ袋だたきに遭いますから、被災者を生かしておくという程度の予算はつけますが、それ以上のものではありません。
 今村氏の発言が問題だという場合、単に被災者の気持ちを逆なでしたというだけでは底が浅すぎます。
 結局、今村氏が更迭されて、別の大臣を据えればいいというだけで「幕引き」となってしまいますが、被災者の感情論だけであれば、そうなってしまいます。
 しかし、違います。大臣を変えてもダメ、地方切り捨ての政策そのものの転換でなければ意味がないということです。
 野党も失言問題だけで追及しても、すぐに限界に来ます。自民党政権の政策そのものの転換を突きつけていきましょう。

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