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全国学力テストの継続に賛否

4月18日に、今回で10回の節目になる、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が、行われました。

小学6年と中学3年の全員を対象に、一斉に行われ約212万8千人が参加しました。

国語と算数・数学の2教科で、結果は8月頃に公表されます。

この全国学力テストを巡っては、現状把握や授業の改善につながると評価する声がある一方で、過度な競争を生むとして中止を望む声も強くあり、生徒の間でも賛否が分かれている、と報じられています。

教育関係者も、今後も継続するなら、弊害を少なくするような改善が必要、と指摘しています。

結果の公表の仕方でも議論がありますが、今回、文部科学省は、結果の公表方法の一部を変更し、指導に役立てるために従来の都道府県別平均正答率に加えて政令指定都市別も明らかにします。

競争をあおらないように、いずれも小数点以下を四捨五入して整数値のみを示す、とのこと。

一方、市町村教育委員会は、独自の判断で学校別成績を公表することができ、都道府県教育委員会は、市町村教育委員会の同意があれば、市町村別と学校別を公表できます。

子どもたちの学習の成果を把握して、指導の改善に役立てるという趣旨に反して、成績を上げるための対策が過熱し、不正まで横行している現状では、継続することは害の方が多いのではないかと思います。

大半の学校が、過去の問題を解く直前対策に取り組み、自治体や学校間の競争が過熱し、弊害が深刻化しています。

普段から欠席が多い子の答案を除外したり、発達障害の子を休ませるなどの事例が、昨年も相次いだということです。

点数を公表することが弊害のもとにあり、市町村や学校別の成績公表の広がりを文部科学省が追認し、より現場への重圧が強くなっています。

学校現場からは、採点の負担の大きさも指摘されています。

県によっては、成績上位の学校長名を公表したり、成績が上がった学校に応援費を出した学校まであるそうです。

点数に一喜一憂している限り、序列化の加速などマイナス面が増大するだけ、と語る教育関係者の声も紹介されています。

10年の節目で、本来の目的に沿っているのか、弊害が多いとすれば、どのように改善すればよいか、真剣に検討してもらいたいと思います。

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