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30代と40代の約8割が「将来に不安を感じる」 一方で、貯蓄額は二極化「50万円以下」が53.7%

サイトウ イサム[著]/加藤 秀行[著]

 少子高齢化が進む中、老後の生活に不安を抱く人は多い。中でも40代はその割合が高く、うまく貯蓄できていない人も多いようだ。

 アクサ生命保険株式会社は20代から50代の男女800名(各世代200名)を対象に、「将来のお金に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。調査時期は3月。

 日本社会や自分自身・家族などの将来について不安を感じているか聞いたところ、全体の77.1%が「不安に感じている」(不安36.8%、やや不安40.3%の合計)と回答した。「どちらとも言えない」は14.8%、「あまり不安に感じていない」は5.4%、「不安に感じていない」は2.9%だった。「不安に感じている」と回答した人の割合を年代別に見ると、20代が63.0%、30代が77.0%、40代が81.5%、50代が76.5%で、40代が最も高かった。

 そこで、40代の人に将来の日本について不安に感じることを複数回答で聞いたところ、「超高齢化社会に伴う社会保障サービスの低下」が66.5%で最も高く、「公的年金の引き下げ」(60.5%)、「消費税や他の税金負担の増加」(48.0%)、「大規模自然災害の発生」(46.0%)が続いた。

 一方、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社は全国の30歳から49歳の男女を対象に「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2017」を実施し、その結果を3月6日に発表した。調査期間は1月17日から19日の3日間で、有効回答者数は1,000名。

 現在の貯蓄額について聞いたところ、「0万円」が25.4%で、「1万円~50万円以下」の28.3%とあわせ、53.7%が貯蓄額が50万円以下だった。一方で、「400万円超~500万円以下」が5.4%、「500万円超~1,000万円以下」が6.6%、「1,000万円超」が6.6%など貯蓄できている人もいる。そのほかの回答をみると、「50万円超~100万円以下」が14.0%、「100万円超~200万円以下」が7.3%、「200万円超~300万円以下」が4.6%、「300万円超~400万円以下」が1.8%だった。

 極端な数値を除外するため、上位と下位10%のデータを除外して算出した調整平均を用いて平均貯蓄額を算出すると、全体の平均は132万円だった。家族構成別では、未婚者が111万円、子どものいない既婚者が228万円、子どものいる既婚者が123万円。既婚者ほど貯蓄額が多く、将来の子育て資金のために貯蓄に励む傾向が見られた。

 少子高齢化が進む中、多くの人が老後の社会保障や年金に対して不安を感じているものの、貯金に関してはしっかりできている人とそうでない人の二極化が進んでいるようだ。

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