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豊洲市場移転問題での「都民ファースト」とは何か、小池都知事は早く結論を出すべきだ

築地市場の豊洲市場への移転問題は、本当に難しいことになってしまった。大混乱である。

先日、移転問題を検証するため、東京都議会に百条委員会が設置された。そこに元都知事の石原慎太郎さんが証人喚問された。移転先が豊洲に決まった経緯を追及するためだ。

移転交渉について、石原さんは、当時、副知事だった浜渦武生さんに一任していたと言う。それは、まああることだろうと僕は思った。けれど、どうしても納得できないことがある。豊洲の土地の瑕疵担保責任の問題だ。

なぜ、土地を買う側の東京都が土壌汚染対策費を負担することになったのか。東京ガスの負担は78億円のみだ。東京都は、総額860億円のうち9割以上を負担している。この点に関する石原さんの証言には大いに疑問が残る。

このことについて石原さんは「報告を受けてない」と言う。一方、元市場長の岡田至さんは、「報告した」と言っている。このような大きな負担となる案件を都知事である石原さんが知らないというのは、にわかには信じられない。しかしながら、石原さんを古くからよく知る者としては、彼が嘘をついているとも思えない。石原さん自身が証人喚問で言っていた通り、もしかしたら病気の影響なのかもしれない。いずれにしても、本当のところはわからないのだ。

今回の豊洲市場移転問題ついては、小池百合子都知事は早く結論を出すべきだ、と僕は思っている。移転するか移転を止めるのか、いずれにしても、決断をしなければならないのだ。築地市場の豊洲市場への移転が遅れれば遅れるほど、追加の費用もかさんでいく。

豊洲市場の安全対策をしっかりやって、早々に移転の決断をするのが現実的ではないのか。このままでは、どんどん都民の負担を増やすことになってしまう。

小池さんは豊洲市場移転問題を、7月の都議会選挙まで引き延ばそうとしているのではないか。つまり、小池さんは都議選の争点にしようとしているのではないか、と僕は思うのだ。だが、それでは小池さんが主張する「都民ファースト」と実態がかけ離れてしまう。都民もこれに、うすうす気づき始めている、と僕は感じるのだ。

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