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てるみくらぶ広告見て思ってた「なんで安いの」教えて(Tell me)

中田宏チャンネル_170405_#461_てるみくらぶ

ネットで格安旅行商品を販売していた”てるみくらぶ(Tellmeclub)”が破産しました。
”てるみくらぶ”を利用して旅行最中の人、これからの旅行のためにすでに入金をした人、さらには入社の内定が出ていた学生たちなどの多くの人がとんでもない目に遭っています。

新聞でよく”てるみくらぶ”を見かけ注目していました。
特に週末の夕刊や日曜日の朝刊には「安いなこれは!」という広告がたくさん載っていましたが「安すぎるのは危険だ」とも思っていたので利用したことはありません。
といっていつも贅沢な旅行をしているわけでももちろんありませんが、いずれにしても格安チケットはフライトの変更ができないなどなどリスクが高いため、仕事ではビジネスクラスを使ったり、エコノミークラスを正規運賃で購入しています。

格安チケットでも正規運賃チケットでも同じ飛行機、同じ空間に乗ります。
例えばニューヨーク行きの格安チケットでは10万円しないものもある一方で、ファーストクラスの正規運賃は210万円でディスカウントはありません。
いくつも格安チケットがあるなかで”てるみくらぶ”はさらに廉価に販売していたわけですから「怪しい」と思っていたのは私だけではなかったでしょう。

同じ飛行機で同じ場所に移動する商品なのになぜ安くできるのでしょうか?
そのカラクリは、人件費などのコストを削ることのほかに、多くチケットを販売すればするほど飛行機会社から旅行代理店に出る「奨励金」というものを値引きに当てることがあるそうですが、限界だろう金額まで安くしていたことを考えればどこかにそのひずみが出るはずでした。
”てるみくらぶ”の場合は完全に自転車操業となり、顧客から支払われた旅行代金を別の旅行代金の清算に充てざるを得ず、いよいよ立ち行かくなったとのことです。

今回、「安いから」と”てるみくらぶ”を選んだ人は泣き寝入りするしかないとは到底思いませんが、消費者は「安過ぎる」ことについてどこかで疑問を持ち、適正な利潤を得られるような販売をしている会社を選ぶことが大切だと思います。
それでももちろん、安いに越したことはありません。

デフレ経済の間に何人もの経営者から「適正な利潤を載せていない商売は長続きしない」という話を何度も聞きました。
本当にその通りだと思います。

同じ旅行交通の分野では、平成28(2016)年の軽井沢スキーバス転落事故がありました。
長距離バス・深夜バスが過当競争となって結果的にドライバーが過酷な働き方をせざるを得ず、居眠り事故が起きてしまいました。

商品が安過ぎると感じた場合はどこかに発生しているかもしれないひずみを意識して、
「良き企業を育てる」「良き商品を供給してもらう」という観点から消費行動をしていくことが大切ではないでしょうか。


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