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漫画家の佐藤秀峰氏に見る経営者としてのセンスが凄い

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さてと。良い本を読みましたのでご報告します。
しかもKindle版は0円です。


漫画貧乏

佐藤秀峰さんは、「ブラックジャックによろしく」を無償化して、しかも著作権放棄して二次利用をOKにした。要するに「どんなパロディにしてもいいから自由に使って」ということだ。これには実はぶっ飛んだ。が、この成功で、いまではこの間紹介したマンガルーみたいなサービスも生まれたわけです。経過については佐藤氏自身がnoteに書いている。

「ブラックジャックによろしく」二次利用フリー化1年後報告 前編 note

紙の出版業界は息も絶え絶え

佐藤氏が書いているように、いまや出版業界は息も絶え絶えである。

ざっくりいって新聞や雑誌は、印刷コストの半分を売り上げで稼ぎ、残りの半分を広告で稼ぐというビジネスモデルが基本だったのだが、いまや新聞・雑誌の広告はネット広告に取って代わられた。新聞と雑誌足してもネット広告の6割に満たない。テレビ広告は実は若干伸びてるし、まだネットよりずっと多い。
2016年の広告費
新聞 5431億円
雑誌 2223億円
テレビ 19657億円
ネット 13100億円
PR  21184億円


電通 2016年日本の広告費

この話はいつも書いてるのだが、リテラシーが高く「情報を自分から取りに行く層」は、早く情報を得ることができるネットの依存度が高まり、ネットに移行した。こうした層は知的レベルや収入も高め(もちろんテレビに比べての話)だからネット広告に多くの予算が割かれるようになった。が、自分から情報を取りに行かないというか、そもそも情報というものにあまり興味がない層(専業主婦とか高齢者)は、あいもかわらずテレビで十分なのだ。これで完全に棲み分けができてしまった。

もちろん、情報リテラシーの低い層向けの雑誌もあったが(女性××みたいな・・・)、活字を読む習慣が失われるとともに、同じ運命を辿った。2000年代くらいまでは「女性誌だけは生き残る」といわれていたが、それも単なる錯覚であったことが明確になっている。マンガも同様で、1995年をピークにシュリンクしている。

ではこの環境で新聞社とか出版社はどうしてるのかというと、大半のところはビジネスモデルの変革もできずに、茫然と指をくわえてみているだけだ。いままで何社かの大新聞社に呼ばれて話をしたが、経営陣が 「本や雑誌や新聞を読まなくなった日本人はけしからん」とマジ顔でいうだけで、具体的な手が打てないというのが共通した感覚。マーケティングセンスを求めても無駄ですよね・・・・。

で、漫画家さんとかイラストレーターとか作家とか監督とか画家とか、いわゆるクリエイティブ系の方達は、「お金は創作の妨げになる」くらいの勢いで、自分はいくら稼いでいるとか、お金について語るのがイヤらしいことだと思ってる人が多いでしょ。「こうやって儲けるんだ」みたいなことをいうのは経歴に傷が付くと思っている。自分が知る限り、こうしたことに堂々と言及するのは佐藤氏とサイバラさんくらいのものです。でも、「お金を稼ぐ」って大事なことだよ。好きだからお金にならなくてもいいとかいってると、持続できない。

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