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ついに登場!大画面でスリムな最新フラッグシップスマホ「Galaxy S8」と「Galaxy S8+」にワクワクした【山根康宏の“世界のモバイル”】


満を持しての登場となるGalaxy S8とS8+を体験してきた!

3月29日に発表されたサムスン電子(以下、Samsung)の最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Galaxy S8」と「Galaxy S8+」。昨年秋の「Galaxy Note7」が販売中止になったことから、Samsungとして1年ぶりのフラッグシップモデルの登場となる。

Galaxy Note 7ショックを乗り越え、さらには昨年5月に日本でも発売された「Galaxy S7 edge」をどのように置き換えるモデルになるのか。発表前から数々のリーク情報は流れていたものの、現物を実際に手に取ってみると、これこそが次世代のスマートフォンと言える製品に仕上がっていた。

最大の特長である18.5:9のディスプレイは画面サイズの大型化と本体のスリム化という、相反するユーザー要求を見事に実現している。しかもどちらのモデルもエッジディスプレイ化でその細さは数字以上だ。エッジディスプレイに関しては誤操作があるなど反応は分かれているところで「非エッジディスプレイ版も欲しい」という声があるかもしれない。

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Galaxy Sシリーズおなじみのエッジディスプレイ

しかし同じ縦長の「LG G6」(アスペクト比18:9)とGalaxy S8シリーズを比べると、この細見のボディーはエッジディスプレイであるからこそ、さらに持ちやすくなっている感じられた。LG G6は厚さ7.9mm、それに対してGalaxy S8は8mmと0.1mm厚い。しかし持った感じはLG G6のほうが数mm以上も厚く感じられるほどなのだ。LG G6は言ってみれば「長い直方体」。これに対してGalaxy S8、Galaxy S8+は手のひらにフィットする、薄い板を持っているような感覚だった。

Samsungはエッジディスプレイ搭載モデルを市場に投入して以来、これまでは同時に非エッジディスプレイモデルも投入してきた。「Galaxy Note edge」に対する「Galaxy Note 4」、「Galaxy S6 edge」対する「Galaxy S6」、そしてGalaxy S7 edgeと「Galaxy S7」だ。しかし今回、エッジディスプレイのみをモデルにラインナップしてきたのは、エッジディスプレイに対するポジティブな評価がネガティブ評価を大きく上回っているからである。

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もはや非エッジディスプレイモデルは無くなった

ネガティブ意見が多ければ、Samsung(サムスンディスプレイ)はとっくにエッジディスプレイの開発など止めている。それどころか、ファーウェイやVivo(ビボ)などがこぞってエッジディスプレイの導入を始めている。アップルの次期iPhoneへのエッジディスプレイの搭載もほぼ確実と言われている(恐らく限定モデル)。なおアップルに関してはサムスンディスプレイ周りの動きを見れば、動向が推測できるというものだ。

そして解像度が1440×2960ピクセルと、長辺方向に400ピクセル広がったのは朗報だ。筆者はSamsungが独自にマルチウィンドウを実装してきたころから、2つのアプリを同時に使ってきた。今やAndroidも7.0(Nougat)から標準でマルチウィンドウのサポートを始めている。ところが2画面を開いたところで、文字入力を行おうとするとソフトキーボードが画面を押あげ、もう片方のウィンドウを隠してしまうのだ。

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動画や画像を見ながらチャットも可能だ

しかしGalaxy S8シリーズのこのディスプレイなら2画面を同時に出しながらも字入力もできる。実際に使ってみたが、YouTubeの動画を流しながらFacebookなどSNSをそのまま使えるのは便利だ。一度この解像度に慣れてしまうと、もう従来までの16:9などのディスプレイには戻れない、と感じた。

大きさの比較だが、Galaxy S8+の横幅はGalaxy S7 edge(5.5インチ)とほぼ同等だ。Galaxy S7 edgeはエッジディスプレイのおかげで5.2インチ程度の大きさに感じられたが、Galaxy S8+も同程度。裏面側のエッジ部分も同じ曲面なので、さらに若干小さく感じられる。一方、Galaxy S8は5インチ弱くらいの大きさに感じられただろうか。とにかく「あれ?こんなに細いの?」というのが実感だ。

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横幅の比較を裏面で見てみる。5.5インチのGalaxy S7 edge(左)より5.8インチのGalaxy S8(右)のほうがスリム

さて今回の2製品には新たに「Bixby(ビックスビー)」という機能が搭載された。音声認識にも対応するアシスタント機能だが、こちらはまだまだこれからという印象だ。

日本語への対応はまだ未定なので、音声周りはしばらく使えそうにない。またカメラを通して写した被写体の検索や、Bixtyのホーム画面にその日の予定やリコメンドを表示するなどといった機能も100%完璧には動作しない。この手の機能は「大体動く」ではなく「完璧に動作」してこそ便利に感じるものだ。Bixbyに関しては、次のGalaxy Sシリーズに期待するくらいにとどめておいた方が良さそうだ。

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Bixbyはこれからの新技術。日本語対応も期待したい

このGalaxy S8シリーズと同時に発表された周辺機器も大きな魅力。Continuumのような機能を実現する新機能「Samsung Dex」(専用クレードル)はGalaxy S8シリーズを買ったらぜひとも購入したいアイテムだ。本体を充電するクレードルにキーボードと外部モニターを接続できる「DeX Station」は、Galaxy S8シリーズを簡易PCとして使うことができるのである。

マイクロソフトのOfficeなど対応アプリはモニターに表示したアプリのウィンドウサイズも自由に変えられる。すでに紹介しているが、Galaxy S8シリーズは日本での発売が確実だろうが、このDeX Stationの発売もぜひともお願いしたいところ。

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Galaxy S8を買ったら必ず入手したいDeX Station

また新しくなった360度カメラ「Gear 360(2017)」(型番:SM-R210)は、初代モデルの使いにくさを大きく改善した。初代モデルは小型のボール状で、カバンに入れるにしても大きさが中途半端、ケースもいいものがなかった。付属の小型三脚をつければ片手もちも出来たが、使わない時胸ポケットに入れておける大きさでもなかった。

Gear 360(2017)は本体が一回り小型となり、その下にグリップが付いたことでそのまま片手でも持てるようになり、さらには未使用時にもポケットに入る大きさとなった。充電もUSB Type-Cになったため、Galaxy S8などとケーブルも共用できる。ストラップホールもあるのでストラップからぶら下げることも可能だ。そして撮影/録画ボタンもグリップ部分についているため、片手で楽に操作できる。

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新型Gear 360は小型化されライブ配信にも対応

Galaxy S8もGalaxy S8+も同じ画面解像度なので、どちらを買っても幅広いディスプレイと片手で持てる快適なサイズを体験することは可能だ。個人的にはGalaxy S8+のほうが、大きな画面サイズを思う存分活用できるのと感じられた。そしてDeX Stationは輸入してでも一緒に使いたいアイテムと思う。そして余裕があればGear 360(2017)も入手だ。今回の新製品は「本体もいい製品だし、周辺機器も買いそろえたくなる」という、久々に“ワクワク”できる製品に思えた。何はともあれ日本での発売を心待ちにしたい。

記事執筆:山根康宏

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