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リクルートジョブズ調査による派遣スタッフとアルバイト・パートの募集時平均時給やいかに?

今週金曜日に雇用統計が公表される予定となっています。すなわち、総務省統計局の失業率、また、厚生労働省の有効求人倍率などです。世間一般では労働市場はほぼ完全雇用に近いんではないか、との見方が支配的になっている一方で、私なんぞは賃金が上がらないからまだ完全雇用ではない、と主張しているところ、政府統計で賃金の推移を見る毎月勤労統計の評判が必ずしも芳しくなく、今夜はリクルートジョブズの調査から、それぞれ今年2月の「派遣スタッフ募集時平均時給調査」と「アルバイト・パート募集時平均時給調査」のデータをグラフにして簡単に取り上げておきたいと思います。

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上のグラフはリクルートジョブズ調査による三大都市圏における派遣スタッフ及びアルバイト・パートのそれぞれの募集時平均時給の推移を実額と前年同月比伸び率でプロットしています。それぞれ凡例の通りです。下のパネルのアルバイト・パートについては、まだ前年同月比で+2%程度の伸びを示していますが、上のパネルの派遣スタッフの時給については前年比で低下に転じており、昨年2016年9月に▲0.7%減を示してから10月こそ+0.1%増となったものの、11月▲0.1%減、12月▲0.4%減と続き、今年2017年1月▲0.9%減の後、2月も▲0.8%減を記録しました。

2月の派遣スタッフの平均時給の伸びを三大都市圏の地域別に見ると、東海ではまだプラス圏内で推移しているものの、関西と関東ではマイナ スを記録しています。職種別ではデザイナーやweb関連などのクリエイティブ系が特に大きなマイナスを記録しています。リクルートジョブズの調査では、職種はオフィスワーク系、営業・販売・サービス系、IT・技術系、クリエイティブ系、医療介護・教育系の5系統に分割されているんですが、地域別・職種別に3x5の15のマトリックスのうち、直近の2017年2月調査で前年同月比伸び率がマイナスを記録しているのは、関東のIT・技術系、クリエイティブ系、医療介護・教育系と東海の医療介護・教育系、さらに、関西のIT・技術系、医療介護・教育系と幅広く下落を示しており、これらが全体を大きく下押しして派遣スタッフの時給の平均を押し下げています。特に医療介護・教育系では医療と思われる看護師・准看護師、それに、教育と思われるインストラクター・講師の時給の下落が大きくなっています。

私も何が起こっているのか、正確な情報は持ち合わせませんが、人手不足で非正規雇用のアルバイト・パートや派遣スタッフでも時給が上昇を続ける、という意味での完全雇用に達しているわけではない、という認識が成り立とうかと考えています。春闘をはじめとする賃金の先行き動向も不透明ですし、「人手不足で完全雇用」という状況にはまだ達していないという見方が正確なんだろうと私は受け止めています。

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