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バチェラージャパンが面白い4つの理由

バチェラージャパンにハマっている。

最初はなんとなく面白そうだなくらいで見ていたのだが、回を追うごとにハマっていく。

おそらくテラスハウスなどのリアルバラエティーショーが好きな人はハマりやすいのだと思う。

やらせ云々とかはどうでもよくて、リアルバラエティーショーはドラマにはない人間の生々しい感情の動きが画面を通して垣間見れるのが最高に面白いのだと思う。

バチェラージャパンへの最初の印象はこんな感じだった。

バチェラーの久保さんはIT業界の元起業家であり、共通の友人はたくさんいて、何人かから彼の人となりを耳にしている。画面と違わぬナイスガイであることに違いはない。(バチェラー効果で本誌のMUSE&CO記事へのアクセスが増えたが、valuationの観点と株主のやり方が気にくわなかっただけで、特に久保さんへの他意はない。面識ないですし)

ゆえに何もリスクをとってこの番組に出なくとも、港区を夜徘徊しているだけで、彼に寄ってくる女性など山のようにいたと思う。

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バチェラーは撮影のため最大2ヶ月拘束されるという。それゆえ、「まともなOL」は物理的に応募できない。率直に言って、参加女性25名のバックグラウンドは「家事手伝い」並みにかなり怪しい人も多い。売れないモデルが事務所から何名か送り込まれていたという噂も耳にしている。東大卒の起業家である久保さんにとっては、普段の生活では会わない人種が多かっただろう。

高学歴男性は2パターンに分かれる。高学歴女性を好む男性と、そうでない男性だ。後者はやや亭主関白気味で、率直に言うと可愛ければアホでも良いという属性である。

私自身は比較的高学歴(要は賢い人が良い)かつ可愛い女性を好むと主張しており、それに比する自らの実力値の低さから(要は自らのvaluationに対して理想が高すぎる)日に日に結婚が遠のいていくことを自覚している。(昨年とあるnoteの記事により梅木既婚説が流れているようですが、未婚です!強調!)

久保さんがどちらの属性かはわからない。高学歴男性でもアホを好む(婉曲的にいうと、高学歴女性を避ける)男性は結構いるものだ。

最初の1,2話。女性25名でのスタート。女性陣はソロで見ても大したことがなくとも、「数の暴力」で一見可愛く見えたりするのが普通だ。

しかし、その法則が成り立たない事例を初めて体感した。1,2話は一視聴者として見ると、それぞれの女性に全く魅力を感じなかったのだ。人数が多すぎてよくわからなかったこともあるが、この中から選ぶのは(選り取りみどりという意味ではなく)結構キツイのではないか。それが率直な感想だった。

だが回を重ねるたびに、女性が減っていき、各自のキャラクターが掴めてくると、バチェラーを巡る駆け引きなども見て、何人かの女性に視聴者として愛着を持つようになっていく。単純に接触回数が増えたという効果もあるだろう。友人との会話でも「誰派か」などと、自分の好みを話す場面も出てくる。

このように多数(10人以上規模)の女性をエンタメとして起用する手法はAKBと類似しており、ユーザーが各々の「推しメン」を持ち、オフラインでバイラルしていくという構造にハマりやすい。

バチェラージャパンはそのプロモーション手法も面白い。リアルバラエティーショーであるがゆえ、出演者は皆素人。バチェラーのtwitterアカウントInstagramアカウントを見ると、参加者の7割くらいがtwitterやInstagramのアカウントを持っており、そこから彼女たちの実態が垣間見れるのだ。

InstagramでのドラマのPRアカウントは今や定石になりつつあり、東京タラレバ娘のフォロワー数は28万もいます。バチェラーの場合はバチェラー自体のフォロワー数はさほどではないもの、参加女性たちのフォロワー数が多く、彼女たちがバチェラーの最新話があるたびに、PRしていたり、全然していなかったりという落差も含めて面白いです。

参加者のソーシャルアカウントはテラスハウスでも同じ手法が取り入れられていましたが、なぜただの大学生のはずの蒼川さんがtwitterで1万近くのフォロワーがいるのかとか(単純にバチェラー効果のみとは考えにくい)謎もありますが、一般人のメンションに丁寧に対応するのか、シカトなのかなど、ソーシャル上からもキャラがわかって、それを見つつ「誰が選ばれるのか」を予想していくのはとても面白い。

番組開始前からのフォロワー数の違いはあれど、人気が数値で可視化されているわけで、特にモデル業などをやっていない一般人参加者のフォロワー数はいかほどかは興味深い。蒼川さんが番組の人気だけで1万フォロワー近くいっていたと仮定すると、それはそれで面白い。

普通に番組を見続けていっても面白いのだが、各出演者のSNSを副音声的に捉えると、一段深い楽しみ方ができる(私はさすがに全員のSNSまでは見ていない)

マニアックな楽しみ方を解説してしまったが、バチェラーが最も面白い点は、なんといっても毎回「ローズセレモニー」で1-2名の脱落者がいることであろう。回が進むたびに人数が減っていき、「今回は誰が脱落するか」を考えながら視聴していく。そして、自分の「推しメン」が脱落すると翌週から番組で見れなくなってしまうので、寂しい。鶴さんの脱落(ネタバレすいません)にショックを受けた視聴者も少なくないはずだ。

ちなみに私は森田さん派である。純粋にルックスが一番タイプなのと、あの嫉妬深い感じと、毎回最後に呼ばれることが多く、命拾いしており、ネタ的なキャラクターに仕上げられている点がツボだ。

ちなみに恋愛バラエティショーなのでキャストが意図的に演出した可能性もあるが、「負けたくない」というコメントがキャストから多数聞かれたのは気になった。恋愛なので男と女の2者間の話のはずであり、他の女と争い、勝つか負けるかは本質的な話ではなく、「他の女に負けたくないから」という理由で好きになられたのではたまったものではない。

だが、あの様な極限状態に置かれると、本質論から逸れてしまい、目の前の女に負けたくないと考えてしまう心理は理解できる。そういった心理描写も含めて、面白い。

ざっくりとバチェラーにハマった理由を述べると上記の通り。簡単にまとめると

1.リアリティーショーならではの登場人物の感情の動きが面白い(番組構造設計とキャスティングの妙)

2.女性キャストの多さから視聴者が自分の好みを設定し周囲と会話のネタにしやすい(没入感を高めるかつバイラルしやすい)

3.ローズセレモニーで毎回脱落者がいるのが面白い(番組構造設計の勝利。これも没入感高めるかつバイラルしやすい)

4.出演者のSNSによる副音声的な楽しみ(プロモーション手法)

そんなところだろうか。私も昨今東京カレンダーWEBプロデューサーとして動画制作に乗り出しており、動画コンテンツとしてバチェラーの設計およびプロモーション手法は大いに参考になった。純粋にコンテンツを楽しんでいるのだが、深掘って考えてみると、様々な仕掛けに気付く。

バチェラージャパンが配信されているAmazonプライムでは私が原作の編集を務めた東京女子図鑑も配信されている。一部では東京タラレバ娘より面白いとい感想もあり、嬉しい限り(映像制作に私は関与していませんが)。まだ観ていない方は是非。水川さんがとても上手く綾役にハマっていました。

最後に全く関係ありませんが、東京カレンダーWEB動画:港区おじさん「華麗なる支払い」でお別れしましょう。

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