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米国株式市場、110日ぶりの1%を超える下げ

久しぶりに長い陰線が現れました。


マーケット終了まで30分を残し、米国株式市場のベンチマークS&P500指数は1.03
%の下落です。



上の見出しは、昨日のマーケットウォッチからです。過去109日間、S&P500指数とダウは1%を超える下げを記録したことがありません。こんな状態が続いていましたから、今日の下げは、正に久しぶりに見る大きな動きです。

何が原因で売られたのでしょうか?理由の一つは、木曜に控えた共和党のヘルスケア法案の決議です。トランプ大統領の属する共和党が議会の過半数を占めていますから、ヘルスケア法案は問題なく可決されるだろうと見られていたのですが、共和党内には26人の反対者がいるのです。

下院議員の237人が共和党員、193人が民主党員です。オバマケアの継続を支持する民主党員の全員は、共和党のヘルスケア法案に反対票を投じることが予想されています。もし、共和党の反対者26人も民主党と同様な票を本当に投じるなら、大統領が提唱するヘルスケア法案は下院を通過して上院へ行くことができません。

否決は大統領の敗北であり、大統領のリーダーシップがいっそう疑問視されることになります。更に、もし本当に否決された場合は、大統領が求めている税制改革も思うように進まないことが予想され、特に銀行株に売りが殺到する結果となりました。

下は、銀行株のETFの日足チャートです。


4.85%の大幅下落、目立つ陰線が形成されています。注目は、大統領選挙日から引いたVWAP(出来高加重平均)です。トランプ氏の当選は、銀行株に好影響と言われていたとおり、選挙の翌日から銀行株は買い人気となりました。しかし、今日の大きな下げで、ETF価格はVWAP割れです。言い換えると、VWAP割れは選挙以来買っていた人たちの損益合計がマイナスに転落したことを意味しますから、事実上今日で銀行株のトランプラリーは終了です。

小型株も不安な動きとなりました。小型株指数に連動するETFの日足チャートを見てみましょう。


これも長い陰線が形成されています。出来高も膨大、正にパニック売りといった様相です。今日の下げでETF価格はVWAPを下回り、小型株もトランプラリーが終わった可能性があります。

大衆が本格的に悲観的になるのはいつでしょうか?


上は、NYダウのETF(日足)です。これも長い陰線ですが、見てのとおり、ETF価格はVWAPよりまだ上です。何と言っても、株式市場の指数の中で最も有名なのはダウですから、これがVWAPを割らないかぎり大衆が本格的にパニックすることはないと思われます。

(情報源:The S&P 500 and Dow have now gone 109 days without a 1% decline

Here Are The 26 People Responsible For Today's Market Tumble

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