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パート主婦の時給、全国平均1,087円に上昇 一方で配偶者控除拡大も「今の働き方維持」54.5%

 主婦の平均時給が上昇傾向にある中、配偶者控除の範囲が拡大する。女性の多くが賛同するも、今の働き方を維持したい人が多いようだ。

 株式会社ビースタイルは、運営する主婦に特化した求人サイトに掲載された求人情報の時給データをまとめ、3月7日に発表した。

 主婦のパート・アルバイト時給の2月の全国平均額は、前月比2円増の1,087円だった。過去の推移をみると、11月が1,046円、12月が1,012円、1月が1,085円だった。エリア別にみると平均時給が高かった順に「首都圏」の1,136円(前月比変わらず)、「北海道・東北」の1,020円(同139円増)、「関西」の992円(同5円減)、「東海」の991円(同16円増)と続き、最も低かったのは「九州・沖縄」の848円(同20円減)だった。

 主婦の派遣時給の2月の全国平均額は、前月比43円増の1,395円だった。過去の推移をみると、11月が1,296円、12月が1,291円、1月が1,352円だった。エリア別にみると平均時給が高かった順に「首都圏」の1,437円(前月比49円増)、「甲信越・北陸」の1,200円(同150円増)、「関西」の1,151円(同10円減)、「九州・沖縄」の1,145円(同65円減)と続き、最も低かったのは「東海」の973円(同27円減)だった。主婦の時給は上昇傾向にあるようだ。

 そんな中、株式会社リビングくらしHOW研究所は1月31日から2月5日にかけて、パートで働く女性を対象にアンケート調査を実施し、その結果を2月28日に発表した。有効回答者数は423名。

 2018年1月から配偶者控除(満額控除38万円)が適用される配偶者の所得の上限が引き上げられ、103万円以下から150万円以下になる。この改革について賛否を聞くと「賛成」が49.9%、「反対」が6.4%で、「どちらともいえない」が43.7%だった。「どちらともいえない」と答えた女性にその理由を聞いたところ、「主人の会社からの配偶者手当が103万円以内」(37歳)、「社会保険も同時に上がらないと働く時間は伸びない」(49歳)、「そんなに働きたくない」(46歳)、「個人的には歓迎だが、不足する税収が他で増税になるかもしれない」(55歳)などの声があった。

 また、改革が実現したら働き方を変えるか聞くと、「従来の社会保険の扶養範囲である年収130万円まで働きたい」が21.3%、「配偶者控除枠の150万円まで働きたい」が18.2%で、39.5%の女性が「もっと働きたい」と回答した。しかし、「今の勤務時間などがちょうどいいので、変えるつもりはない」が35.3%で最も多く、「106万円の壁の範囲で働く」の19.2%とあわせ、54.5%の女性が今の働き方を維持したいと回答した。

 主婦のパート・アルバイトの時給は増加傾向にある。一方で、配偶者控除の上限が引き上げられているが、社会保険の扶養範囲や希望勤務時間などにより、現状の働き方を維持したいと考えている人が多いようだ。

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