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安倍昭恵総理大臣夫人の活動および政府職員に関する3つの答弁書に対する考察

「安倍昭恵内閣総理大臣夫人の総理公務補助とそれを支援する職員に関する質問主意書」=答弁書1

「安倍昭恵内閣総理大臣夫人の活動に関する再質問主意書」=答弁書2

「安倍昭恵内閣総理大臣夫人が関係する諸会合に関する質問主意書」=答弁書3

答弁書1・問一の2および問二の1、答弁書2・問一 より、以下のことがわかった。

第一次安倍政権:総理夫人付きの職員がはじめて配置された。
福田政権:配置されていない。
麻生政権:常勤の公務員が、総理夫人付きの職員がはじめて配置された。1名で非常駐。
鳩山政権、菅政権、野田政権:常勤職員1名が非常駐を踏襲。
第二次安倍政権:常勤職員5名(常駐2名・経産省、非常駐3名・外務省)が配置された。複数の職員が配置されただけでなく、常駐の職員が配置されたのも初めて。

また、安倍政権が誕生したのは平成24年12月26日だが、夫人付きの職員が3名に増えたのは政権発足直後であることがわかった。

答弁書1・問二の4
安倍総理夫人付きの職員は、安倍総理夫人の私的な行為に対する支援は行っていない、と閣議決定された。

答弁書1・問二の5
安倍総理夫人の「私的な行為」の時間内に、総理公務補助を支援する必要があると誰が判断するのかについては、総理夫人付きの職員が自ら判断しているという答弁だった。

答弁書1・問二の6、答弁書3・問二の3
以下の、安倍総理夫人の私的な活動に、職員が公務として同行したことがわかった。
・平成26年4月25日 塚本幼稚園における職員研修での講演会
・平成26年12月6日 塚本幼稚園における安倍昭恵首相夫人講演会「ファーストレディとして思うこと」
・平成27年9月5日 塚本幼稚園における講演会、名誉園長就任

・平成27年2月27日~3月1日 山形でのイベント「私をスキーに連れてかなくても行くわよ」(第1回)
・平成28年3月4日~3月6日 山形でのイベント「私をスキーに連れてかなくても行くわよ」(第2回)
・平成28年11月25日 岡山大学での「第6回加計学園杯日本語弁論国際大会決勝大会」
・平成29年3月3日~5日 山形でのイベント「私をスキーに連れてかなくても行くわよ」(第3回)

また総理夫人の私的な活動に公務で同行した場合については、旅費・宿泊費や超過勤務手当が支払われた記録がないことがわかった。

答弁書3・問二の6
「総理夫人」という官職は存在しないため、安倍総理夫人が「総理夫人」を用いることに問題はない、という答弁だった。

====================
これまで提出した質問主意書および国会での質問により、「総理夫人による総理補助公務を支援する」という目的で、政府職員が総理夫人の私的活動に頻繁に同行しているという事実が明らかになりました。

政府職員は総理夫人の私設秘書ではありません。たとえば私が国交副大臣をしていたときには、公務の場合は秘書官と行動をともにしていましたが、政務など、公務以外については自分の秘書を伴い、車も乗り換えるなど、厳密に分けていました。

政権発足直後から、職員3人を配置された安倍総理夫人。
昭恵夫人は私的な活動の中で自由にふるまい、発信を続けてきたようですが、実際は、安倍政権は昭恵夫人に政権のイメージづくりを預けていたという構図になっていたのではないでしょうか。

答弁を踏まえ、今後も追及を続けていきます。

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