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教育勅語どころか、僕が小6の時に唱和してたのはあの人の詩だよ。

あの学園をめぐる騒動で、教育勅語が話題になっている。

そういう学校に身内を通わせる気には全くならないけれど、自分の周囲を見ているとメディアや識者が「けしからん!」というほどに、みんなが怒っている感じでもない。

何でかなあと思ったんだけど、あの学園をめぐる話は時おりテレビでやってる動物ドキュメンタリーの「珍獣特集」を見ている気分に近い。珍獣を叱っても、しょせん珍獣だ。

一国の首相や家族の周りに珍獣が群がっているという構図はムズムズするし、嫌な感じはあるけれど、国会がずっと珍獣に振り回されているのも結構妙な感じがする。

あと、もう一つあるのが「所詮学校なんてそんなものだろ」という気分じゃないだろうか。教育勅語は確かにどうかとおもうけど、僕の小学校の頃は、先生の言ってることは相当偏っていた。まあ時代的には基本左なので「聞け万国の労働者」とか「インターナショナル」を歌わせていた先生もいた。

ただ、それに感化されるかというと子どもはそのあたりを見切っていたのだろう。そういう教育者が多かったとは言え、左派勢力は多数派にならなかった。

たぶん、「あの先生、また始まったよ」くらいの感じだったのだろう。

ただ、今にして思うと僕が小6の時に担任はすごかった。右とか左とかではなく、とある新興宗教の熱心な信者だったのだ。しかも、その宗教団体というのはいまや国政の一翼を担うあの政党の母体である、あの会だ。

で、授業においては何が行われていたのか?というとこれが結構すごい。

教室の前には、ある「詩」が書かれて模造紙に貼られていた。その宗教団体の当時の会長でその後も最高実力者と言われた、I.D氏が書いたものである。

そして、クラスの生徒はそのI.D氏の詩を唱和させられていた。結局暗記させられたのではないか。いま書いてみると冗談のような話だが、本当のことなのだ。よく問題にならなかったものだ。

まあ、その先生はそれ以外については教え方も達者だったし、生徒からは好かれていた。だからその詩についても「教科書には出ていない有名な詩人」の作品くらいに思っていたのではないか。まあ、教科書に出るわけはないけれど。

その後も、選挙になると結構後になるまで実家には「お願い」に来ていたらしい。もちろん近所では評判だった。

しかし、そのクラスにいたものがその教えに帰依したかというと、そういう話も聞かない。その上、僕もその詩を全く覚えていない。その後、とある先生に覚えさせられた宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」は今でも覚えているので、それが「名作」たるゆえんだろうし、残念なことにI.D氏の作品はその域には達していなかったということか。

というわけで、教育勅語やらあの学園のニュースを聞いて思い出すのが、小6の時の「詩の唱和」だ。

そして、日本の学校には珍獣のような先生がいて、結構あちこちでしょうもないことを言っていたんだと思う。そして、そういう下地があったからこそあのような学校が出てきちゃったようにも感じている。

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