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本当に必要なのは「青年の休日倶楽部」?

山仲間やスキー仲間でJR東日本の「大人の休日倶楽部」の会員になる人が増えてきた。仲間で65歳を超える人が増えてきたためだろう。

大人の休日倶楽部には男性の場合JR東日本・北海道のきっぷが3割引きになるジパング(65歳以上)と5%の割引になるミドル(50歳~64歳)がある。5%引きのミドルにはそれほど魅力は感じないが、3割引きとなると大きい。

大人の休日倶楽部のHPでは「東京仙台往復の通常料金は22,400円だが3割引きだと15,660円で6,740円得だ」と宣伝している。休日倶楽部の年会費は4,285円だから、東京から仙台を1回往復すれば元が取れてお釣りがくる訳だ。

経済的にはメリットを得ている「大人の休日倶楽部」だが、長期的な旅行政策の上では「青年の休日倶楽部」のような若い旅行者の旅を促進するような制度が必要ではないか?と考えている。

このところ20代の若者の国内旅行参加率が5割まで低下(10年前は6割)している。つまり半数の若者は年に一回も国内観光旅行をしていないということだ。

スキー場にいっても滑っている人の大半はシニア層と外国人ということが多い。場所によってはファミリー層のスキーヤーも見かけるが。

今はインバウンドの観光客が好調なので、インバウンドを取り込めている地域の観光産業は潤っているが、私は次の点に問題があると考えている。

一つはインバウンド観光客は為替レートや世界的な地政学的要因でぶれが大きいと考えられることだ。現在はこれらの環境要因はプラスに働いているが、未来永劫追い風が吹いているとは限らない。

やはり分母の大きな国内旅行者を取り込んでいく必要があるだろう。

大人の休日倶楽部のような制度を利用してシニア層が旅行を増やしている背景には時間と多少の経済的余裕があることが挙げられると思うが、若い時の旅行やアウトドア体験があることが大きいと思う。

国内旅行の経験が少ない現在の若者層がシニア世代になった時、果たして国内旅行を楽しむかどうか疑問に感じている。

もう一つは若者が旅をしないことに対する懸念だ。身近な国内旅行とはいえ、旅は非日常の経験だ。その非日常の経験から受ける刺激は生活をリフレッシュし、脳を活性化する上で重要だと思う。旅にはまた人との出会いがある。そのような経験が開放性や積極性を高め、仕事の上でもプラスに働くと私は考えている。

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