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【FRB イエレン議長会見概要】

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米FRB=連邦準備制度理事会が予想通りの追加利上げに踏み切りました。イエレン議長が日本時間の03:30からワシントンで会見しました。

とびっきりの笑顔で登場(^ ^)

経済運営に強い自信を示しました。会見は50分といつもよりちょっと短めでしたが、17人から、ドル高について、今週ドイツで開かれるG20について、ムニューチン財務長官やトランプ大統領との会談について質問が出ました。

以下、概要です。

(冒頭)

政策金利の0.25%の引き上げを決めた。引き続き、雇用改善、物価上昇を予想する。今回の判断は、これまでの経済見通しの見直しではない

労働市場は引き続き改善し、経済活動は緩やかに拡大している。雇用増は堅調で、失業率はこのところほとんど変わっていない。

家計支出は引き続き緩やかに増え、企業の設備投資は安定している。企業マインドは前向きだ。数年にわたって景気拡大は続くとみている。

<経済見通しを説明>。

緩やかな利上げは適切だと判断した。利上げ後も金融政策は依然として緩和的であり、雇用情勢のいっそうの改善2%の安定した物価上昇を支えるものである。

緩和のスケールバックを待てば、一気に利上げする必要が出てくる可能性があり、金融市場の混乱、さらにリセッションを招きかねない。

中立的な金利水準は歴史的に見て低い。つまり、中立水準まで金利引き上げの幅はあまり必要ない。経済状況は、政策金利の緩やかな引き上げを許容する展開となることを予想する。政策金利は当面の間、長期の水準よりも低い水準が続くだろう。

委員による政策金利の見通しは■ことしの年末で1.4%、■来年の年末で2.1%、■2019年の年末で3%。

財政政策がどう展開するか分からない。2つの目標(雇用、物価)引き続き経済状況を見守る。決められたコースで引き上げるわけではない

3:39

■(FT)

金融政策の正常化をどう考えるか?バランスシート調整という政策ツールをどう使うか?

□われわれは、政策金利の調整を主な政策ツール(key active tool)だと思っている。われわれの金融政策のスタンスを説明するのにふさわしいからだ。

バランスシートによる調整は、政策金利がゼロに近く、景気が弱い時に使うこともあるだろうが、ルーティンでは使いたくない。量ではなく、質でみるべきだ。政策金利については、水ー景気下降リスク、ショックがない状況。リスクと景気に対する信用の問題だ。

■(Reuters)

Behind the curve となって利上げが遅れれば、一気に政策金利を引き上げることになり、それは避けたいということだが、性急なな利上げとは?

中立的な政策金利は、ブレーキもアクセルも踏み込んでいない状況で、いまは中立の金利は低いとみている。雇用、物価はわれわれが目標にしている水準に近づいている。

景気見通しのリスクはバランスしている。ここ数回の委員会でそう判断している。中立的な水準まで政策金利を緩やかに引き上げるの適切。それがいったい何回の利上げかは言えない。1回多いか少ないかにしても、緩やかだという点は変わらない。

2004年の利上げ局面では、毎回、0.25%のmeausured pace(慎重なぺース)で引き上げたが、今回はそうしたペースを予想していない。

■(CNBC)

トランプ新政権の政策を踏まえてOECDもIMFも見通しを引き上げたが、FRBは変えていない。冒頭、「経済見通しの見直しではない」と述べたのは、新政権の政策は踏まえていないと言うことか?

潜在的な政策変更は議論していない。一定の政策に対する対応は議論していない。政策変更(財政支出)についてはタイミング、サイズは不確かだ。委員によっては財政の政策変更を織り込んだ(pencil in)者もいるが、あくまでも物価・雇用の最大化を目標としている。予防的な政策対応(preemptive response)ではない

これまで声明の中にあったonly graduallyのonlyを削除したのはあまり大きな意味ない。声明は変えたというつもりはない。景気は力強く、将来に向けて信頼している。金融緩和の状況をスケールバックするのにふさわしい

サプライズがあれば、変わり得るが、gradualとは、これまで通りであれば緩やかに利上げは適切だということ。大きな変更点ではない。

3:49

■(Fox News)

ムニューチン財務長官、トランプ大統領は会談をしたか?

財務長官とは何度かお会いし、人柄が徐々に分かってきた。定期的に会うつもりで、ムニューチン長官とは経済、世界経済について話した。大統領とは短期間話す機会があり、感謝している。

■(Washington Post)

今後、中立金利を引き上げるとすればその要因は?財政支出か?

□中立金利は1%で、長期に見れば3%。2%の物価を前提にすれば実質的には1%。なぜ中立金利が低いかと言えば、アメリカに限らず、世界的に下がっている。金融危機前の水準だ。人口減少、生産性の低下が背景だろう。

中立の実質金利はさらに低いとみられる。実質で0%という見方もある。金融危機の向かい風(headwind)が残っていること、家計と企業のリスク回避の姿勢が原因で、今後上がるのは、リスク回避の姿勢が緩和されるとみているから。

確かに財政政策のシフトで変わる可能性もある。財政出動性質、大きさによるところが大きい

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