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REITの投資口数が5,000万口の大台を突破 一方、個人は投資信託を通してREITへ投資

 REITの投資口数と投資主数が増加する中、個人投資家のREITの保有率も増加した。しかし、増加傾向は鈍化しつつあるようだ。

 日本取引所グループは12月1日、「上場不動産投資信託証券(REIT)投資主情報調査(2016年8月)の調査結果」を発表した。調査は2016年8月末時点で全国の証券取引所に上場するREITのうち、上場後の投資主の状況が把握できない銘柄を除いた52銘柄(新規上場銘柄2銘柄、上場廃止銘柄2銘柄 前回調査比増減なし)を対象に実施した。

 2016年8月末の投資口数は、2016年2月に実施した前回調査比で約360万口増加して5,329万口となり、2014年8月の調査開始以来で初めて5,000万口の大台を突破した。所有者別に投資口数をみると、国内金融機関が投資口数の53.1%を所有していた。以下、外国法人の25.8%、個人・その他の9.8%が続いた。また、すべての所有者別区分で所有する投資口数が、前回調査より増加していた。

 2016年8月末の投資主数は、前回調査比で2,712人増加して65万2,958人だった。投資主数は2014年8月の調査開始から連続して増加しているが、増加幅は前回調査の4万7,336人と比べて縮小した。また、投資主数の内訳をみると個人・その他が62万4,213人で全体の95.6%を占めたが、前回調査から増加したのは1,798名にとどまった。

 一方、一般社団法人不動産証券化協会は、貯蓄と保険以外の金融商品を保有する個人投資家1,100名を対象に「個人投資家に対するJリート(REIT)認知度調査」を実施し、その結果を1月23日に発表した。調査期間は2016年12月2日から6日にかけて。

 REITの認知度を調べたところ、「名称も内容も知っている」は36.4%(2014年の前回調査32.5%)、「名称だけ知っている」は35.8%(同34.6%)で、REITの認知度が向上していた。

 全回答者のREITの保有率を調べたところ、「現在保有している」が11.3%で前回調査の10.6%をわずかに上回った。「以前保有していたが、現在は保有していない」は6.3%で前回調査と同じだった。また、REITを投資対象にする投資信託については「現在保有している」が6.5%で前回調査より2.5ポイント増加、REITのETF(上場している投資信託)では「現在保有している」が2.1%で同0.4ポイント減少した。

 REITの投資口数と投資主数が増加する中、REITを保有する個人投資家の増加率は鈍化傾向にあり、投資信託を通してREITに投資する傾向にあるようだ。

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