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生命保険の保有契約高、減少傾向が続く 加入率は79.7%で、若い世代を中心に生命保険離れ

サイトウ イサム[著]/加藤 秀行[著]

 生命保険に加入している人は79.7%で減少傾向にある。特に若い世代の加入率が低く、20代は53.7%が未加入だった。

 一般社団法人 生命保険協会が2016年10月に公表した「2016年版 生命保険の動向」によると、個人保険の保有契約高(死亡保障などの主要保障の金額)は平成26年(2014年)度末が857兆円で、平成27年(2015年)度末は858兆円となり、19年ぶりに前年度を上回った。個人保険の保有契約高のピークは平成8年(1996年)度末の1,495兆円で、それ以降、減少傾向が続いていた。



 前年度を上回ったのは、運用によって将来受け取る保険金が変わる「終身型変額保険」など、一時払いの商品で新たな契約が増加しているほか、現在の契約を活用して新たな保険を契約する「転換契約」の減少や、解約・失効高が減少していることが影響したと指摘している。

 一方、株式会社カカクコムは、運営するサイト「価格.com」の登録ユーザー1,748名を対象に、生命保険に関する調査を実施し、その結果を2月27日に発表した。調査期間は1月12日から18日。

 生命保険に「加入している」と回答したのは79.7%で、2009年に実施した前回調査の89.9%から、加入率が10.2%低下した。年代別では、20代で-18.9ポイント、30代で-15.8ポイント、40代で-16.7ポイントと大幅な減少が見られた。若年層を中心として、全体的に生命保険の加入率が低下傾向にある。



 加入している生命保険を複数選択で聞いたところ、「生命保険(終身)」が73.2%で最も多かった。以下、「生命保険(定期)」(33.9%)、「個人年金保険」(30.1%)、「学資保険」(11.9%)、「養老保険」(10.9%)が続いた。

 個人保険の保有契約高は19年ぶりに前年を上回ったものの、長い間減少傾向が続いている。特に若い世代を中心に生命保険の加入率が低下しているようだ。

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