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安倍昭恵氏は内閣総理大臣夫人であることに無自覚すぎる?

保科省吾[コラムニスト]

***

日本国民は代議制によって安倍晋三氏を日本国内閣総理大臣として選び,国民の代表として戴いている。だが、その夫人である昭恵氏はたまたま晋三氏の妻であったから、内閣総理大臣夫人の名称を使えるようになり、国際的にはファーストレディと認定されるようになったに過ぎない。

昭恵氏はこの事実を中途半端に自覚していながら、本質についてはは全く理解していないと言わざるを得ない。生半可は最も悪い状態だ。

昭恵夫人は3月7日、東京都内で開かれた対談イベントで、次のように述べた。

「私個人で仕事も能力もないし、家事も出来るわけでもないのに、こういう立場になってしまった」

「なぜこんなに注目を集めてしまっているのか、すごく、戸惑っている」

「(首相夫人の仕事は)時代の流れでひとつの役割だと感じる。首相夫人になり活動の幅が広がった、いろんなところにでむいて、いろんな人からいろいろなことを頼まれる。私はすごく忙しくなった。」

「また、こういうところをメディアに取り上げられる」

「なぜこんなに注目を集めてしまっているのか、すごく、戸惑っている」という発言を聞いて、筆者はヘナヘナと腰折れる感覚に襲われた。本当に分からないのだろうか。

限りなく公人に近い昭恵氏にはきちんと官僚の秘書を付けて首相夫人の勤めを助言すべきだと思いなおした。さらに晋三首相は私費で昭恵氏にスピーチライターを付けてその発言の水準を管理すべきであると思う。「Uncontrollable=制御不能」の昭恵夫人を「Under control=管理下」にしなければならない。

【参考】<肩書きと実態>安倍昭恵・内閣総理大臣夫人は「私人」か「公人」か?

そうでなければ、晋三首相がもたない。

3月8日、政府は「森友学園」の施設で、昭恵夫人が講演した際、昭恵夫人に同行の政府職員は公務であると、これまでの説明をひるがえした。

政府は、大阪・豊中市の国有地を鑑定価格より低く購入した学校法人「森友学園」の施設で、安倍総理大臣の昭恵夫人が講演した際、政府の職員が同行したことについて、私的な活動という趣旨の説明を改め、公務だったという見解を示した。

また、菅官房長官は、公務員の旅費を昭恵氏が私的経費から支出したことについて、法的に問題ないという認識を示しているが果たしてそうか。

政府は2016年4月から女性活躍推進法を施行した。「企業に対し働く女性の活躍を後押ししますよ」という法律である。昭恵氏は企業人ではないが、ファーストレデイとしてはつらつと働く姿を見せることが好ましいと思われる。それには「いろんなところにでむいて、いろんな人」と会うことが必要だし、「いろいろなことを頼まれ」ても、それを取捨選択する能力が必要だと言うことだ。

最後に、誤解無きように書いておく。いずれ日本には女性総理大臣が生まれるだろう。昭恵氏に求められる自覚は当然その「ファースト・ジェントルマン」にも求められるべきものでもある。

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