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【マクドナルド】、約2万店でモバイル・オーダー&ペイに出前も!スーパーに影響及ぶ?

170303マクドナルド

■外食の巨人がついにモバイル・オーダー&ペイに本腰を入れる。マクドナルドは1日、年末までに国内の約1.4万店にモバイル・オーダー&ペイを導入すると発表した。日本を含む海外店約6,000ヵ所でもモバイル・オーダー&ペイの導入を進める。モバイル・オーダーはスマートフォンのアプリ経由で、注文と決済を事前に済ませておくことで混雑時のレジ行列に並ぶことなく商品を受け取れるサービス。

レジ待ち行列を緩和し注文ミスも回避できることで顧客ロイヤリティが高まり、店内オペレーションの合理化も図れる。コーヒーチェーンのスターバックスやチキン・サンドウィッチチェーンのチックフィレなど一部の外食チェーンがすでに全店で展開している。マクドナルドではモバイル・オーダー&ペイの他、2020年までに専用の注文端末を2,500ヵ所の店内に導入する。同社はまた、ドライブスルーの混雑を軽減するため、カーブサイド・ピックアップとカーブサイド・デリバリーも行うとしている。カーブサイド・ピックアップはウォルマートやスーパー最大手のクローガーなどが既に導入しており、ネットで注文して店の前の駐車場で指定した時間に商品を受け取るサービス。

車から降りることなく商品を受け取れるので、子供をもつ母親などに人気となっている。マクドナルドのカーブサイド・ピックアップもアプリ経由で注文した商品を指定されたパーキングで受け取ることになる。マクドナルドのカーブサイド・デリバリーは、ドアダッシュ(doordash)などレストランの食事を自宅まで届けるフードデリバリー業者と提携した出前サービス。利用者スマートフォンなどネットから注文したビッグマック等をフードデリバリー業者がカーブサイド・ピックアップのパーキングで受け取り、出前を行うのだ。マクドナルドではドライブスルー客の約20%がカーブサイド・デリバリーを利用し、さらに20%がカーブサイドでピックアップすることでドライブスルー混雑による失客を防げると見込んでいる。

 マクドナルドは2017年、モバイル・オーダー&ペイなどのIT化や650店に及ぶ新型店舗への改装(もしくは新規出店)に約17億ドル(約1,900億円)を投じるとしている。

17年2月13日 - 【パネラブレッド】、直営店のモバイル注文が24%!尻に火がつくコンサルティング2.0?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤のコンサルティング視察セミナーで以下のような依頼が増えています。「進化系となる小売業態や新サービスのアドバイスを受けたく御社のコンサルティングを依頼したい」「特にITを活用したもの」という申し出です。当社ではフィールドワークにモバイル・オーダー&ペイやスキャン&ゴー等を取り入れ、クライアントにタスクをおこなっています。モバイル・オーダー&ペイで特にクライアントが感動するのがパネラブレッドとチックフィレの事例です。パネラブレッドではイートインのテーブルで「オーダー・フロム・マイ・テーブル(Order From My Table)」で注文し、チックフィレでは移動中のバスの中から、同社アプリ「チックフィレ・ワン(Chick-Fil-A One)」経由でランチ等をオーダーするのです。モバイルオーダーを行うとクライアントは必ずといっていいほど目を輝かせて感動するのです。なぜならば日本の近未来が見えるからです。

⇒日本の小売や外食で直面している問題といえば人手不足です。こういった業界では人型ロボットや無人レジ機を投入し、受付や精算などを「無人化」する動きが出ています。ただしコスト高。例えばソフトバンクグループの人型ロボット、ペッパー君も1台120万円かかります。お客にとって必ずしも使い勝手が良いというわけではないこともあります。ペッパー君の接客では、タッチパネルに人数や希望する席の種類を入力すると、ペッパー君が案内してくれる店もあります。店内に置かれているタブレットなどのタッチパネル入力より、使い慣れたお客のスマホ経由で対応するほうがお客にとっては使いやすいはずです。スマートフォンのアプリ経由で事前に人数や希望する席、時間を指定し、店に着いたらチックフィレのように「到着しました(I'm Here)」をタップさせます。で、店からは準備ができたテーブル番号を利用者に通知すればいいのです。で、席に着いた後のメニュー注文もアプリから行うようにすればいいのです。

⇒レストラン内の混雑状況もグーグルマップのようにリアルタイムでモニターできるようにもできます。で、超がつくような行列のできる繁盛店ではオフタイム時にメニューを値引きするサービスを行うのもいいですし、ピーク時の客数減らしに超人気メニューを逆に少し値上げしてもいい。モバイルオーダー&ペイの利用頻度に応じた特典も設けておけばよりロイヤリティは高まります。パネラブレッドの「オーダー・フロム・マイ・テーブル」やチックフィレの「チックフィレ・ワン」でシナリオなどを描きながら、直面する課題も考えてもらっているのです。断言しますが、モバイル・オーダー&ペイは日本で爆発的に普及します。外食産業は20兆円以上と言われています。モバイル・オーダー&ペイは数%でも数千億円の規模になります。マクドナルドなど大手外食チェーンの導入により雪崩をうったように一気に拡大します。外食にとどまらず、スーパーマーケットのデリ等でも一部に導入される可能性も否定できない未来が見えるのです。

 残念ながら横並び意識の強い日本では、大手など他社がやれば「ウチも!」となります。マクドナルドのモバイル・オーダー&ペイやカーブサイド・ピックアップ導入で外食も大きな変化です。回避すべきレッドオーシャン化の前に、後藤はとるべき戦略をアドバイスします。

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