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副収入が生み出すバブル

最近、バブルの時代に流行ったディスコが復活しているそうです。名古屋でディスコ「マハラジャ」が再オープンしたとありますが、東京でもスカイツリーでディスコが毎週金曜日オープンしています。今更バブル時代と思いますが、その原動力はその当時ディスコで遊んでいた世代のようです。一度覚えたあの興奮は忘れられないということでしょうか?

私は典型的な「バブルの申し子」であります。高騰していた不動産の仕事をしたり、プライベートジェットに乗って世界を飛び回ったり、六本木で午前1時に1000円札をひらひらさせてタクシーを奪い合い、実際の料金支払いは会社支給のタクシー券を使います。これを今の方が聞けば???という生活であったと思います。

ではお前はそんなに給料が良かったのか、といえば全然普通でありました。他の企業はもっと給与が高く、銀行員からは「この程度の給与」と小ばかにされたこともあります。ではその景気の良さは何処から来たのか、といえば周りの作り出す「空気」もあり、持てるお金を全部使っていたことも事実です。が、それ以上に副収入が大きかったと思います。

私の場合は出張手当。出張に行けば大体接待中心ですから、金はかからず、その上、手当てが貰えます。多い年には年200日外でしたから手当だけで年50万円ぐらいは頂いたでしょう。これが全部、だまって懐に入るわけですからめったにない「自己払い」の飲み会でも使える余裕はあるというものです。

日本の企業が海外企業と一番違うのは福利厚生の厚みと「手当」であります。多くの会社がこの独特のルールを打ち出し、プラスアルファを乗せています。これが給与に組み込まれてしまうと家計の足しになってしまうのですが、個人清算でもらえると全部懐に入る小遣いに変わってしまうのです。

春闘が近づいてきましたが、ここでベアをいくら勝ち取ろうが、ボーナスがどれだけ上積みされようが消費には期待のようには廻りません。貯蓄に回るからです。わかりやすい例でいうと企業の利益処分案は役員賞与とか配当金といった使途になると思いますが、100%分配する会社はまずありません。せいぜい半分ぐらいで残り半分は蓄積します。これと全く同様、家計における給与や賞与の増額による消費効果もせいぜいその半分ぐらいしかないと考えています。

副収入には上述の日当や手当といった会社から正当な形でもらう収入以外に不動産と株があろうかと思います。不動産は売買に大変じゃないかと思われるのですが、市場価格が値上がりしているだけで儲かった気分にさせて懐が緩む傾向があります。これが消費を促進させる効果は確実にあります。

また、株は売買も簡単で即効性があり、もっとも副収入を得やすいものだろうと思います。

日本人は性格的に非常に几帳面で計画的であります。特に家庭単位で考えるとお金の自由度は極めて厳しいのは「家庭内大蔵大臣」の管理故のところもあるでしょう。

よって、その管理外となる副収入こそが日本での消費を喚起するポイントではないかと思います。

仮に1万円でも臨時収入があればうれしいでしょう。それは臨時だからであって定常収入なら実感がわかないものではないでしょうか?バブルの申し子が思う消費を刺激する策とはこんなことではないかと思います。

では今日はこのぐらいで。

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