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【アマゾン】、なんと無料でIoT製品の出張デモサービスを開始!電球交換もしてくれる?

170214スマート・ホーム・コンサルテーション@アマゾン

■ネット通販最大手のアマゾンは、同社が開発したスピーカータイプの音声アシスタント端末「アマゾン・エコー(Amazon Echo)」を使ったスマートホームの出張デモンストレーション・サービスを無料で行っている。

アマゾンの「スマート・ホーム・コンサルテーション(Smart Home Consultation)」は、アマゾンの専門スタッフが自宅に訪問してIoT製品の実演を行うサービスだ。このサービスは週7日、午前8時〜午後8時までの時間帯となっている。

アマゾンの専用ページでアポを予約すると、スマートホームの専門家が自宅に訪問し、自宅内のWiFi環境を評価して音声アシスタント端末「エコー・ドット(Echo Dot)」を使った人気のスマートホーム製品のデモを行う。実演されるスマートホーム製品には、IoT照明の「フィリップス・ヒュー(Philips Hue)」、スマートスイッチの「TPリンク(TP-link)」にスマート・サーモスタットなどの人気商品が中心となっている。

また利用者が所有するスマートデバイスもつなぎ「アレクサ」指示による実演も可能だ。専門スタッフはスマートホーム製品に関する相談にも対応し、利用者のライフスタイルや要望を聞いたうえで利用者にあったIoT商品を推薦し、スマートホーム製品の買い物リストも作成する。最大45分間の出張デモサービスは、委託業者ではないアマゾン専属スタッフが行い、製品を売りこむこともないという。

スマート・ホーム・コンサルテーションはプライム会員でなくても無料。ただし、デバイスの設置やセットアップ、トラブルシューティング(修理)などのサービスは別料金となっている。スマート・ホーム・コンサルテーションは現在、シアトルやポートランド、サンフランシスコ、サンディエゴ、ロサンゼルス、オレンジ郡、サンノゼで行われている。

 アマゾンは昨年、過去最高の年末商戦だったことを発表しており、ベストセラー商品としてアマゾン・エコーや姉妹製品のエコー・ドットなどを挙げていた。

トップ画像:アマゾンの「スマート・ホーム・コンサルテーション(Smart Home Consultation)」のキャプチャー画像。アマゾンは同社が開発したスピーカータイプの音声アシスタント端末「アマゾン・エコー(Amazon Echo)」を使ったスマートホームの出張デモンストレーション・サービスを無料で行っている。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。IoT製品を使ったスマートホームに興味を持つ人は多くいると思います。「アレクサ!」と指示して、ピザを注文したり、照明を点灯したり、音楽をかけたりするコマーシャルや動画にアマゾン・エコーが面白そうだと思う人も多くいるでしょう。

しかし、多くが実際にスマートホームにして自分の生活にどんなメリットがあるのか理解できないでいます。最近ではハッキングなど脆弱性の問題も指摘されていて、IoT製品に手が出しずらくなってもいます。またデバイスが繋がるコネクティビティについても不安があるかもしれません。また売り手側にとっての問題は返品です。

アマゾンはベストセラー商品にアマゾン・エコーを挙げています。良く売れている分、こういったハイテク製品は「思ったように使えない」「上手く使うことができない」と返品率も高いのです。アメリカでは製品に不具合がなくても、使い方などで不満に思えば簡単に返品できるのです。

⇒したがってアマゾン・エコーの返品率も実際は高いのではと推測しています。しかも人工知能を搭載したスマート・ホーム・デバイスを上手く使えず返品する場合、他の製品を返品するより不満度はかなり高くなるのではと思います。

なぜかというとデバイスが賢い「スマート」だから。賢いAI機器を使えない自分はアホだと言っているようなものだからです。これらの不満を解消するため、またアマゾン・エコーやスマート・ホーム・デバイスの製品のPRとしてアマゾンは「スマート・ホーム・コンサルテーション(Smart Home Consultation)」を始めたのです。

驚くのは無料サービスということ。同サービスのカスタマーレビューは現在までに112件アップされています。5ツ星評価では4.9ポイントと極めて高い評価となっています。すべてのレビューに目を通しましたが、専門知識のあるスタッフが自宅でデモを分かりやすく行い、質問にも丁寧に答えてくれるのです。しかも0円の無料。必然的にサービス評価は高くなります。

⇒アマゾンが無料の出張デモサービスと思い切った手を打つのは、IoT製品の普及促進や返品対策だけではありません。競合製品の問題があります。

グーグルは昨年、コネクテッド・ホーム製品の「グーグルホーム(Google Home)」を発表しました。音声アシスタントの「グーグル・アシスタント」を導入していて「OKグーグル(OK Google)」と話しかけ指示することで、天気やニュース、交通情報を聞け、メッセージの送信やスマート家電の操作、アンドロイド系スマートフォンの操作なども行えます。

このグーグル・ホームはアマゾン・エコーと競合しているのです。しかもアマゾン・エコーより50ドル安い!さらに音声アシスタント端末の市場は、まだ初期で導入期の段階です。

AIデバイスのパイ(市場)が巨大になる可能性も秘めていて、現在、市場で圧倒的にリードしているアマゾン・エコーも場合によっては競合製品に追い抜かれてしまう可能性もあります。競合より顧客を先取りするため、無料の出張デモサービスを始めたのです。

 IoT製品の普及促進や返品対策、競合対策によりアマゾンは無料で出張相談サービスを始めたのです。バレンタインデーでも恋の相談はできませんが、(年配者なら)電球交換には応じてくれるかもしれません。

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