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何がなんだかわからない韓国を読み解く

ネットニュースには韓国発のニュースが相当掲載されています。何故ここまで韓国関連のニュースが日本のメディアを賑わすのか不思議だと思っています。何故中国のニュースでもなくアメリカのニュースでもなく韓国なのでしょうか?私はニュースソースの「セグメント情報」まで調べたことがないのですが、どなたか情報をお持ちであればぜひとも伺ってみたいと思います。

さて、そのニュース、何が本当の話だか訳が分からないというのが正直なところです。朴槿恵大統領退陣を求めるデモが毎週行われていた際に主催者側の発表と警察の発表では参加者の数が数倍から10倍近く違うときもあります。確かにこの傾向は日本でもあり、時々その差異が話題になることもあります。最近では15年夏の安保法案に関連したデモで主催者は12万人、SEALDsのツィッターが35万人、警察は3万人であります。往々にして目測測量で計算する主催者発表は「ふくらませたい」一心でほとんど論理的整合性はありません。警察は単位当たりの人口密度で一応計算をしているようです。

さて、韓国のデモ、直近の聯合ニュースで朴大統領弾劾賛成派と反対派が双方で大規模デモ、とあり、記事によると弾劾賛成派(=野党)が70万人の参加、一方、弾劾反対派(=与党)は210万人とあります。いくら何でもここまでくると双方盛り過ぎで、ほとんど何が本当だかわからなくなり、記事としての信憑性を疑ってしまいます。

そんな韓国のニュースもある程度のボリュームで読んでいくと多少の「変化」は感じられます。例えば上記の聯合ニュースのポイントは弾劾反対派が大規模なデモを行っているという声を紹介していることです。リベラル派の韓国メディアのトーンが変わってきていることをうかがわせています。

これは弾劾賛成派にやや疲れが見えてきたこと、そしてここにきて朴槿恵派が盛り返し始めているようにも感じられます。この「感じられます」は感性的ではありますが、「空気を読む」とはこのことでこの微妙な変化が先々、世論の大きなうねりにつながることはあります。

ではなぜ空気が変わる機運が発生したのか、ですが、個人的には潘基文前国連事務総長の大統領選からの離脱発表がキーだったように思えます。その記者会見は「この国はいったいどうなっているのか?」という失望感の塊でありました。国連にいた際にはその評判はともかく国際的視野で業務を進めていました。ところが国に戻れば中進国の優等生だと思った自国の国民性が余りにも貧弱だったことに「ばかばかしくてやってられない」ということだったのでしょう。

もう一つは弾劾裁判の行方。朴大統領が「はめられた」というスタンスを主張し続けていること、弾劾裁判の結論は余談を許さないこと(=弾劾は認められない)が国民にジワリと浸透してきたこともあるでしょう。

更に敢えて加えればサムスンはサムスンでいられるか、という韓国経済界の行方であります。ご承知の通り新型スマホの電池不良で販売中止に追い込まれ、その後も不祥事が続き、挙句の果てにトップの副会長に対し特別検察が逮捕状の請求をするというギリギリまで追い込まれたものの逮捕には至らず、一命をとりとめました。その間、サムスンの決算は過去二番目の好決算を発表し株価は最高値水準にあります。つまり、韓国の星、サムスンは死んではないというメッセージが強くアピールできれば保守側に加勢するでしょう。

個人的には安倍首相がトランプ大統領とうまくやっていることも韓国に刺激を与えているとみています。今回の日米首脳会談も韓国ではトップニュース扱いであるのは「うらやましさ」もあるでしょう。日本がトランプ大統領のアメリカと共同戦線を組めば「日本とけんかするのは得策ではない」という機運が高まるのは確実です。その安倍首相は対韓国外交は「放置」としています。結構なことだと思います。

次期大統領の最有力候補、文在寅氏はまずは朴大統領を潰し政権交代を図る、その上で北朝鮮との関係を再構築し、戦時統帥権をアメリカから韓国に、THAADは止め、経済政策は典型的な民主政権施策(高所得者に厳しく、低所得者に優しく)というスタンスであります。ポピュリズムだと思います。

韓国大統領選は最後まで分からないのが歴史。それは国民の気持ちが据わっていない証拠でもあります。国民がふらついているのなら韓国メディアもふらつきます。そんなメディアの情報を読み解くのは骨が折れますが、この国を左右するのは結局は「外の力」で「自己の精神」は希薄であります。個人的にはこの先、韓国の外で大きな動きやチカラが働き、国内でも大規模な巻き返しが起きる、という見方をしています。

では今日はこのぐらいで。

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