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野球人気復活にあの手、この手 「球活」や価格変動制チケット、野球寺など

 近年の野球人気の下降傾向に待ったをかけるべく、用品メーカー各社やプロ野球球団などで動きが活発化している。

 プロチームのキャンプインや開催を目前に控えた世界大会のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)と、このところ野球の話題がにぎやかになってきた。しかし、少子化や他のスポーツの台頭もあり、野球人気は下降傾向にあるとの見方もある。この状況を打破するために、今年は野球に関連してさまざまな動きが見られる。

 用品メーカーにとって競技人口の減少は死活問題だ。そこで先ごろ、野球とソフトボール用品を取り扱う21社で立ち上げたのが「野球・ソフトボール活性化委員会」。企業の垣根を越えて「球活」を旗印に、競技の普及・振興やファン拡大に取り組もうという組織だ。「Play Ball, Play Life.」のスローガンのもと、3月から本格始動し、観戦チケットが当たる「野球場へ行こう! キャンペーン」や、オリジナルグッズ販売などが予定されている。

 観戦チケット料金にも新しい波が押し寄せる。パ・リーグの2球団では観戦チケット価格に新制度を導入する。東北楽天ゴールデンイーグルスの「価格変動制」は、価格を“時価”として、購入するタイミングで価格の変動が期待できるスタイルだ。もうひとつは埼玉西武ライオンズの「フレックスプライス制」で、こちらは主催試合を試合日程でプレミアム、スタンダード、バリューの3つに分けて価格を変えるもの。したがって試合によっては、昨年よりリーズナブルな価格でプロ野球観戦を楽しめそうだ。

 四国は徳島県の阿南市は、古くから野球の盛んな地域。現在は野球で町おこしと「野球のまち阿南推進協議会」が音頭をとり、施設の整備や各種イベントを積極的に展開中だ。そんな阿南市の一角に今春誕生するのが「89番野球寺」。名称は、お遍路さんでおなじみの88の霊場に次ぐ89番目、そして89は「やきゅう」と読めることから命名されたという。事業費用の約470万円は、全額寄付金でまかなわれる運びだ。同市在住のアーティストらが手がけたバッター型の必勝祈願の石碑などが中心となる同施設、新たな野球ファンの“聖地”となるか。完成は3月中旬予定。

 他にも、ケイ・オプティコム(本社:大阪府大阪市)では、セ・リーグの阪神タイガースファンを対象に、国内初となるチームの成績と連動し、電気料金割引や記念品が当たる電力小売りサービス「eo電気 阪神タイガース2017応援プラン」の提供を開始した。

 プロの動向や甲子園の選抜、WBCに、これらの動き。今春は例年に比べて、より野球を意識する季節となりそうだ。

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