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風力発電 〜 世界全体での設備容量は順調な伸びだが・・・

 世界風力エネルギー会議(Global Wind Energy Council;GWEC)が本日発表した “ GLOBAL WIND STATISTICS 2016 ” では、世界の風力発電設備に関する直近の動向が掲載されている。

 2016年に導入された風力発電設備(資料1)は、中国での導入容量の鈍化などにより、前年比14%減の54.6GWであった。これにより、2016年末での風力発電設備容量(資料2)は世界全体の累積で486.7GWになった。

<資料1>
01
2017.2.10 GLOBAL WIND STATISTICS 2016

<資料2>
10
2017.2.10 GLOBAL WIND STATISTICS 2016

 2016年における風力発電設備の導入容量(資料3)と、2016年末までの風力発電設備の累計容量(資料4)を見ると、いずれも、中国・米国・ドイツ・インドの順で上位を占めている。

 地域別の動向(資料5)を見ると、中国・インドなどを中心とするアジアでの伸びが著しいことがわかる。


<資料3>
29
2017.2.10 GLOBAL WIND STATISTICS 2016

<資料4>
39
2017.2.10 GLOBAL WIND STATISTICS 2016

<資料5>
54
2017.2.10 GLOBAL WIND STATISTICS 2016

 洋上風力は、英国・ドイツ・中国・デンマーク、オランダなどを中心に伸びてきており、2016年末での世界全体の累計は14.4GWになった(資料6)。

<資料6>
37
2017.2.10 GLOBAL WIND STATISTICS 2016

 以上を見ると、風力発電設備は世界全体的には順調に伸びてきていることが見て取れる。しかし、化石燃料や原子力など他のエネルギーと比較すると、風力など再生可能エネルギーの位置付けは、まだまだ小さいと言わざるを得ない。

 例えば、先のブログ記事で書いたように、一次エネルギー供給量の面でも、発電電力量の面でも、水力以外の再エネは、“ others ”と一括りになっている。水力以外の再エネである地熱・太陽光・風力などについては、それぞれ単体があまりにも小さいからであろうか、ここでは個別の統計は掲載されてない。

 因みに、再エネ発電では単独で圧倒的シェアを占める水力について見ると、日本は発電電力量で世界8位(設備容量では世界6位)になっている。

 風力や太陽光といった、いわゆる自然エネルギーが台頭してくるまでには今後相当期間を要するであろうことは、容易に想像できる。 

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