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恵方巻きの大量廃棄みたいなことは、全国で、毎日起きている

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子どもの貧困問題に取り組む認定NPO法人フローレンスの駒崎です。

さて、今年も恵方巻きが余りまくって、まだ食べられるのに大量に捨てられたそうです。

SNS上は「もったいない」「恵方巻きの習慣なんてやめちまえ」という声が広がっています。

しかし、こうした「まだ食べられるのに、バンバン捨てられる」という「食品ロス」は、珍しいことでもなんでもありません。

むしろ、日本は食品ロス大国なのです。今日はこの辺りの事情と、解決への道筋を見ていきたいと思います。

【まだ食べれるのに捨てられる食料は、東京都民が食べる量1年分】

日本では、まだ食べれるのに捨てられる食料は、毎年632万トンと推計されています。そう言われてもピンとこないと思うのですが、こういうと凄まじさが分かります。

「1300万人の東京都民が、1年間に食べる食料に匹敵する量」です。

食品ロスだけで、東京都民が食えていけちゃうわけです。(出典:東京都環境局 廃棄物と資源循環http://bit.ly/1YO9WcJ

また、こう言い換えても良いでしょう。

スクリーンショット 2017-02-06 05.44.11.pngのサムネイル画像

世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた「食料援助」(320万トン)の約2倍の量。我々は食料を無駄に捨てているのです。

(出典:政府広報オンラインhttp://bit.ly/2kgmazl

ひどいですよね。恵方巻きは、単なる一例に過ぎないわけです。

【食品ロスが出る理由】

(1)賞味期限を短めに設定

賞味期限は「おいしく食べられる期限」。消費期限は「食べても安全な期限」。

この賞味期限は、ほとんどの食品で、実際よりは8割ほど短く設定されています。

メーカーとしては、搬送するトラックや小売、お家でどんな保存状態になるか分からないため、リスクを鑑みて、短めに設定しておく、という心理が働くためです。

賞味期限を1日でも過ぎれば、店頭に並ぶことは許されていません。

(2)賞味期限よりも前に棚から撤去される「3分の1ルール」がある

スクリーンショット 2017-02-06 06.01.48.pngのサムネイル画像

しかも、早めに設定されている賞味期限よりも、さらに早く捨てられます。

それが食品業界の慣行、「3分の1ルール」です。

製造してから賞味期限までを3つに区切って、最初の3分の1の期間を「納品期限」、次の3分の1の期間を「販売期限」としています。メーカーは、最初の3分の1の期間までに納品しないと、小売は受け付けてくれませんし、小売は賞味期限の3分の1も手前の「販売期限」で商品を撤去せざるを得ないのです。

つまり、賞味期限よりも遥かに前に、売れなくなっているわけです。

食品に関してゼロリスクを求める国民のニーズに基づき、メーカーや小売等業界全体が最適化した結果、過剰に早い期限設定を行うことになったのです。

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