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【読書感想】会社はいつ道を踏み外すのか―経済事件10の深層―

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会社はいつ道を踏み外すのか―経済事件10の深層―(新潮新書)

会社はいつ道を踏み外すのか―経済事件10の深層―(新潮新書)


Kindle版もあります。

会社はいつ道を踏み外すのか―経済事件10の深層―(新潮新書)

会社はいつ道を踏み外すのか―経済事件10の深層―(新潮新書)

内容(「BOOK」データベースより)

東芝、オリンパス、NHK、第一勧業銀行、山一證券…なぜ彼らは道を踏み外したのか。いかにして法の網の目をくぐろうとしたのか。長年、社会部の経済事件担当記者として企業の不正を追及してきた著者が、独自取材をふんだんに盛り込み、事件の裏の裏まですべて明かす。バイセル取引、のれん代、にぎり、飛ばし等々、複雑な経済用語も徹底解説。あなたの会社は大丈夫?全ての組織人必読の経済事件講座、開講!

「経済事件」っていうのは、日頃から『日本経済新聞』とかを読み慣れている人じゃないと、なかなか理解するのは難しいなあ、と思いながら読みました。

著者は共同通信社からテレビ朝日を経て、現在はフリージャーナリストとして、経済事件を取材しつづけているそうです(最初は経済事件担当を志望していたわけではないとのことですが)。

 本書は自分の取材体験をもとに、記者やデスクとして深く関わった経済事件を10件選び出し、手元に残していた取材メモや資料を読み返しながら、事件の再構成を試みたものだ。“極悪非道の大悪人”のように指弾された事件の当事者が、公判を綿密に傍聴したり、時間をおいて取材し直してみると、実は冤罪の被害者だったというケースも珍しくない。これは東京地検特捜部など捜査当局が流す虚々実々の情報を、大手マスコミが疑いもせずにたれ流しているために起こる現象だが、私自身もその世界からスピンアウトするまで、情報操作の片棒を担ぐ一人だったことは否めない。そこで本書では、改めて事件の実像に迫ろうと心掛けた。本書の中に、報道された当時とは様相がかなり異なる事件があるのはそのためだ。

東芝やオリンパス、ライブドアなど、10のよく知られている経済事件について、その詳細と舞台裏、ニュースとして採りあげられた「その後」についても丁寧に書かれている新書なのですが、正直、経済用語に疎い僕にとっては、けっこう読むのが大変だったのです。

日本経済新聞を普通に読みこなせるくらいのビジネスマン向け、という印象でした。

それにしても、大企業の社長や会長になるような人というのは、かなり仕事ができ、人格的にもそんなに破綻していない、はず、そうじゃないと、トップにまで上り詰めることはできないと思うのですが……

権力の座が人を狂わせるのか、きれいごとだけではなく、多少モラルを逸脱するようなグレーゾーンに踏み込まないと、そこまで行くのは難しいのか。

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