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混乱と混沌にうろたえず、経済のベースを抑えて行動しよう

 トランプ劇場では矢継ぎ早に過激な政策を打ち出している。 最初にバシバシッと張ったりをかましてやり、その後の交渉で指導権を握ろうとする魂胆なのだろう。

 現に、メキシコとの国境にフェンスを建設し、その費用はメキシコに負わせると発表して、メキシコとの首脳会談は中止となった。 その翌日には新聞報道によると、移民とか麻薬の取り締まりで実務協議に入っているとのこと。

 新政権としては、最初の100日間にこれといった成果を誇りたい。 それには、張ったりでも何でもありで、「アメリカ第一」の実績を挙げるに如かずなのだろう。

 しかし、張ったりと本音との間で一体どの辺が着地点となるかは、まさにケース・バイ・ケースである。 そこが世界をして、理解不能とかとてもついていけないとかの反応を引き起こしている。

 こういう時は、あれこれ詮索しても無駄である。 トランプ大統領がどのような政策やら強硬発言をするか、そんなことに身構えたところで得るものはない。 おそらく彼は、これでもかこれでもかと強いカードを切ってくるだろう。

 それよりも、これが長期投資家の強みでもあるが、人々の毎日の生活に視点をおいて、そこだけをベースに考えることだ。

 米国第一主義をどう展開しようと、米国民も世界の人々も、毎日の生活にそうそう変化は生じない。 人々の日々の生活を支える企業活動だって、一時として止ることはない。

 企業の売り上げや利益だって、そのほとんどは毎日の変わらない部分からくる。 たとえトランプショックとかで世界経済にしわ寄せが来たとしても、それは大河の滔々たる流れの川面にさざ波が立つぐらいに過ぎない。

 人々の生活という、なにがあっても変わらない経済のベースを、どんな時でも認識して行動することだ。 なにも不安がることはない。

 その上で、マーケットに是々非々で対応してやればいい。 トランプ劇場に一番ふり回されるのは、マーケットである。 大きく下げれば、ゴキゲンの買いができる。

 マーケットが大きく上放れれば、少しずつ売り上がっていけばいい。 まあまあの利益確定となるし、どうせまたどこかでドカーンと売られるだろうから、その時のために購入資金を準備しておくのだ。

 これらのどれもが、基本の基本である。 経済のほとんどは人々の毎日の生活で成り立っているし、そこだけを眺めていれば十分やっていける。

 トランプ劇場など一時の芝居のようなもの。 そんな芝居をわざわざお金を払って見に行くまでもない。 それで世界中の人々の生活に支障をきたすこともない。

 ただし、マーケットの過剰反応には、ありがとうといって長期投資家としての対応をしておこう。 生活者にとって大事と思える企業の株式が大きく下がれば、しっかり買っておくことだ。

 こう書いてくると、それは分かっているが、しかし、、、、、。 そういった反応がほとんどだろう。 もう一度いおう、基本なんて単純なものである。 単純だからこそ、どんな時でも安心して付き合えるのだ。

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