記事

なぜ私たちの投資成績は冴えないのだろう?

なぜ私たちの投資成績は冴えないのだろう?

報道されているように、水曜のマーケットでNYダウは2万を突破し、史上最高値を記録しました。こう聞くと、アメリカ人の全員が儲かっているような雰囲気ですが、こういう統計があります。

質問: あなたは個別銘柄の買い、ミューチュアル・ファンドの買い、または年金口座を使って株に投資していますか?

下が回答です。

データ:bankrate.com

Aは全体の結果です。

株に投資している: 43%
株に投資していない: 54%

BからEは年齢別の結果です。

B:18歳~35歳

株に投資している: 33%
株に投資していない: 65%

C: 36歳~51歳

株に投資している: 51%
株に投資していない:46%

D:52歳~70歳

株に投資している:47%
株に投資していない:50%

E: 71歳以上

株に投資している:37%
株に投資していない:59%

全体の結果で分かるように、株に投資をしているのは43%の人たちです。もちろん、この43%に属する全員が儲かっていることなど有りえませんから、ダウ2万の恩恵を受けたのは一部の人たちだけでしょう。

多くの個人投資家たちは、資金の100%を株に割り当てるのではなく、株と債券に資金を分散させています。2004年から2013年までの10年間を振り返ると、S&P500指数(大型株指数)の年間平均リターンは7.4%、そして債券の平均リターンは年6.9%でした。この同期間、株と債券の両方に投資していた人たちの平均利益は年2.6%という低い成績でした。なぜ私たちは良い利益を上げることができないのでしょうか?ショーン・ハンロン氏(投資アドバイザー)は、原因の一つとして、こんなことを指摘しています。

ある投資家が、A株を1250ドルで買いB株を750ドルで買った。A株は1000ドルに下落、しかしB株は1000ドルに上昇した。さて、この投資家は、どちらの株を売るだろうか?典型的な投資家なら利益が出ている方を売却し、損が出ている方は売らないで保有を続ける。ハンロン氏は、プライドと後悔という言葉で、私たちの投資心理を説明しています。

株で少しでも利益が出ると、私たちは自己満足に陥り直ぐに売ってしまう。持ち株に損が出ている場合は、プライドがあるから、私たちは直ぐに損切ることができない。このプライドが後悔につながる。特に大きな損を出す結果になるのが下げ相場だ。下げが始まったら、直ぐに持ち株を処分するべきだが、プライドに邪魔をされて、私たちは手遅れになるまで株を持ち続け後悔する結果となるのだ。ということで、プライドも後悔も無いコンピューターが、今日のウォール街の主役であるのは当然の成り行きと言えそうです。

(参照した記事:Millennials slow to start investing in stock market, Bankrate survey finds

Most Americans not benefiting from Dow 20,000

Why The Average Investor's Investment Return Is So Low

あわせて読みたい

「株式投資」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    よしのり氏「バイキング」を叩け

    小林よしのり

  2. 2

    美濃加茂市長判決で司法の闇見た

    郷原信郎

  3. 3

    都民ファが都議賞与UP阻止に反対

    上田令子(東京都議会議員江戸川区選出)

  4. 4

    元力士が語る「八百長」の現場

    SmartFLASH

  5. 5

    「怒鳴って当然」高齢者の言い訳

    NEWSポストセブン

  6. 6

    タモリ「鶴瓶は偽善」盟友に本音

    メディアゴン

  7. 7

    ひとり親 物価高いが文京区選ぶ

    駒崎弘樹

  8. 8

    時給400円 人気女性ブランド炎上

    キャリコネニュース

  9. 9

    立民執行部は「菅内閣そのもの」

    文春オンライン

  10. 10

    JTBを筆頭に死にゆく旅行代理店

    木曽崇

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。